いきなり下品なタイトルで申し訳ないです。
しかし、走る動作にあたって、このことは非常に重要なことなのです。
「私は女だから関係ないわ」なんて冷たいことは言わずに、まあ、最後まで読んで下さいまし。
以前、このブログでチラッと紹介した「骨盤力」という本。
この本をきっかけに私の走りが覚醒したと言っても過言ではない。
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今回はこの本に書かれていることで、私の中で肝だと思ったことを紹介していきたい。
著者の手塚一志さんによると、骨盤力を発揮する上でカギとなるのは「仙腸関節」ということだ。
いきなり「仙腸関節」と言われても、骨・関節マニアでない限り、なんのことかさっぱりわからないと思うので、「仙腸関節」の位置を以下に示します。
要するに、仙骨と腸骨を結ぶ関節が「仙腸関節」と、そのまんまのネーミングになってるのね。
仙骨というのは背骨で腰椎の下にある骨のことだが、まあ、細かいことは差し置いて、だいたい背骨の真ん中と腸骨の端っこを1:2ぐらいに分けるところにあると思えばよろしい。
で、この「仙腸関節」を動かすことがすげー大事だと、本の中では書かれているわけだが、残念ながらこの関節自体を意識して動かすことはできない。
骨盤を動かしたらついでに動くものと考えてもらえばいいんじゃないでしょうか。
では、どうやったら仙腸関節が動いてくれるのか?
以下の図を見てもらいたい。
ちょっとわかりにくい図ではありますが、これは仰向けに寝ている状態で、骨盤の部分を輪切りにした図であります。
上がお腹側で、下が背中側ですね。
仙腸関節はピンクで示した部分になります。
さて、ここで大事なのは、仙腸関節は前後方向に対して、まっすぐ走っているわけではなく、後ろから見て「外側から内側に走っている」ということである。
ということはだ。
この図からちょっと考えてみよう。
骨盤を内側にひねるのと、外側にひねるのではどっちが仙腸関節は動きやすいのか?
もっとわかりやすく言うと、内股気味に脚を前に出すのと、がに股気味に前に出すのでは、どっちが仙腸関節が動くのか?
そう、内股気味に脚を前に出した方が、仙腸関節は動きやすいのだ。
女子マラソンの岩出玲亜選手のような内股気味な走りが、実はしっかり骨盤を使えている走りなのかもしれません。
名古屋ウィメンズマラソンでは、ずっと岩出選手の骨盤の動きばっかり見ておりました。
で、ここから本題である。
では、内股気味に骨盤を使った走りにするには、どういうことに気をつければいいのか?ということである。
ここでタイトルの「キ○タマ」が出てくるのだ!
話は全然変わるが、10年ぐらい前、ロードバイク雑誌に「エンゾ早川」という人物が、よく記事を書いていた。
彼は何を勘違いしたのか、しまいには素っ裸になって自転車に乗り出して、しかもそれを本にして出すという破廉恥な行為に出たのであった。
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著書の中でエンゾ氏は「内股ペダリング」を推奨している。
そして、きれいな内股ペダリングを習得するコツとして
「キ○タマリフティング」
と名付けて、「キ○タマを持ち上げるように脚を上げてペダルを回せ」と主張していた。
ちなみに、上の本には実際にキ○タマを持ち上げている写真は入っていない。
エンゾ氏が自転車のペダリングで推奨しているように、私はランニングでもキ○タマを持ち上げるように走ることをオススメしたい。
ももとももがちょっと擦れるように脚を動かして、玉の部分がちょっと動いているのを走りながら感じてほしいのである。
骨盤が使えているかどうかのベンチマークは「キ○タマが動いているかどうか」ということだ。
できれば全裸になって走り、キ○タマの動きに注目して欲しい。
そこに走りのヒントが隠されているのである。
私は冗談ではなく、大真面目で言っているのである。
尚、今回の記事が女性にとってはチンプンカンプンだったことを心よりお詫び申し上げます。
さようなら。