ゴシラン

走ることについて語ります

「十勝岳トレイル in かみふらの」まであと2日

 

年初は全く予定に入れていなかった「十勝岳トレイル in かみふらの 55km」。

ついつい6月の「まちなかトレラン釧路大会」で100マイルなんて走ってしまったものだから、「こんくらい余裕だろ!」と、どーんと気が大きくなって、気の迷いでエントリーしたことをちょっと後悔している今日このごろ。

28日に「北海道マラソン」で42.195㎞を走る前の週に、山の中でフルマラソンを超える距離を走るなど、狂気の沙汰である。

 

gossy54200.hatenablog.com

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一応、山岳パートは下見してるし、コースはほとんどが林道だし、制限時間は10時間と緩いんでなんとかなるでしょう。

エントリーリストを見ると、55㎞の部で65人のエントリーと、さすが道マラ1週間前だけあって少ないですな。

果たしてこの中で「十勝岳→道マラ連闘」する「変態」は、どんくらいいるんだろうかね。

競馬で言えば、4100mの「中山大障害」を走った翌週に、3200mの「天皇賞春」に出走するようなもんだよね。

この例えは、根本的に間違っているような気もするが。

 

レースが行われる上富良野町の、当日の天気予報はこんな感じ。

 

 

昼間はちょい暑くなるが、30度を超えた「釧路湿原ラソン」の灼熱地獄を思えば大したことないでしょう。

と言うか、こんくらいで暑いなどと言っていては、北海道マラソンなど走れないのである。

暑さよ、どーんと来い!

 

ついでに「てんきとくらす」の十勝岳の予報はこんな感じ。

 

 

「登山指数A」と、絶好の登山日和になりそうですな。

別にタイムとかは狙っていないので、日曜は「ちょっとハードな遠足」のつもりで、童心にかえって楽しみたいと思います。

おやつは300円以内でいいでしょうか?

 

来年のことを言えば、鬼が笑いますが、2023年は道外遠征して、「100㎞クラスの山岳レース」に挑戦したいという野望を持っていますので、まずは「足慣らし」として、あまり山を舐めずに、慎重に走りきりたいですな。

レースもあれだが、釧路から片道5時間ぐらいの長距離運転も疲れますな。

特にレース後は。

でもって、月曜も休みを取っていないので、「月曜の仕事を大過なく終わらせるまでがマラソン大会」の心づもりで、体力に余裕を持たせつつ、うまく55㎞の道のりをペース配分していきたいと思います。

 

さようなら。

2022 8/7〜8/13 ランニング週記

ずーっと朝は雨ばっかりで、そんでもって最後はモデルナで苦しんだ、そんな8月の第2週を振り返りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走行距離は62㎞。

 

練習内容は

 

・6㎞閾値走…1回

・12%トレッドミル坂練…2回

・自転車ローラー台…1回

・残りはつなぎジョグ

 

と言った感じです。

 

土曜は「モデルナ副反応」のため休足。

暑さ&6日の「キロ4分半20㎞走」のダメージが残っているのか、全般にやや低調な内容。

 

 

木曜の閾値走は、どんどんバテバテになっていき、完全にビルドダウン走。

ダウンジョグは半分ふらふらの状態で、思わず自販機でコーラを買って、一気にガブ飲みしてしまいました。
まあ、人間、調子のいいときもあれば悪いときもあるんで、しっかり修正していこう。

 

今週は日曜に「十勝岳トレイル55㎞」が控えているので、強度を抑えてボチボチやっていこうかなあと思っています。

というか、昨日の30㎞走のダメージが残っているので、とてもこれからスピード系や坂道特訓をやろうという気分になりません。

全てはモデルナのせいで、私はちっとも悪くないので、しょうがないですね。

やれることを淡々とやって、日曜は十勝岳山麓のトレイルを楽しみたいと思います。

 

さようなら。

ヴェイパー様で30㎞走

土曜日曜は「モデルナパワー」により、ほとんど寝たきり生活を送っていましたが、日曜の夕方になってようやく復活してきたので、ふらふらとキロ5分45秒ペースで10㎞ラン。

 

 

釧路の幣舞橋は「夕日スポット」で有名なところですが、私は日が沈んだ後の「マジックアワー」の時間帯の方が好きですね。

「紫立ちたる雲の細くたなびきたる」とか、そんな感じの国語の教科書に出てきたような表現がピッタリの空模様でした。

いや、でも、清少納言さんによると、その表現は夕方ではなくて、早朝の光景だったんじゃないか。

知らんけど。

 

んで、今日は平日であるが、職場は「お盆休み」ということで、めったにない貴重な平日の休日です。

土日を無駄にした分、今日は気合の30㎞走を行いましょう。

21日、28日と2週連続でレース入れてるんで、今月、ロングの練習ができる機会は今日しかないのだよね。

 

 

ヴェイパー様を使って、ちょっとガチ目に走ることにします。

レースペースのキロ4分半だと、ちょいキツイので、キロ4分50秒ぐらいのペースを目安にしようかなあと。

「モデルナダメージ」が、今日の朝になってもまだ残っているし。

 

 

いつもの運動公園で走ります。

晴れ、気温23度と、釧路民にとっては厳しい気候ですな。

それでも走り出すと、身体はダルさが残っているが、土日で脚は十分休めたので、軽めの足取りでずんずん進んで行きます。

さすが、ヴェイパー様。

ほっとくと「キロ4分35秒」ぐらいになってしまうので、30㎞の長丁場、ちょっと抑え目に行きましょう。

 

今回意識したのは2点。

 

・接地点を前にせず、重心真下。というか、むしろ後ろ気味を意識。

・上に跳ねずに、前に跳ぶ感じで。

 

ヴェイパーは反発力が強いんで、ついつい「跳ねた」走りになりがちですが、その方向を「上ではなく前」にすることが重要なのではないかと。

あくまでも私の感覚的なものでありますが、接地点が前だと「上に力が逃げる」感じがするんですよね。

むしろ、後ろ気味の接地意識で「前に押し出される」感覚が得られるような気がします。

(あくまで、これは私の感覚的なもので、万人に当てはまるものではありませんので、あしからず)

 

脚はそこそこ余裕がありますが、汗ダラダラで、身体のダメージはそこそこですな。

安全のため3回の給水を入れました。

それでも、走った後に体重測ると2kgぐらい減ってたんで、いくら釧路といえ夏のロング走は身体にかかるダメージが大きいですな。

 

今回のテーマは「ヴェイパー様でフルマラソンの距離を走りきれるか」ということだったんですが、ペースもレースペースより若干遅目ということで、特にハムストリングスがキツイとかそんな感じはなかったですね。

ヴェイパー様で一度に15㎞を超える距離を走るのは今回が初めてだったんで、ちょっと不安でしたが、ロングでも十分にヴェイパー様の恩恵にあやかることができそうです。

「これなら別海のフルマラソンはヴェイパー様で行けるかな」という手応えはつかめました。

あまり自分で蹴ったりして力を入れずに、シューズに身を任せるように走らせるのが、厚底カーボンの走り方のポイントかなと。

 

 

去年までほとんど出番のなかった「ヴェイパー様」も、なんだかんだで200㎞ぐらいの走行距離になりましたね。

自分ではフォアフットのつもりで走っていても、靴底は正直です。

見事に両方ともかかとの外側が削れていて、ヒールストライク気味の走りになっているようです。

感覚と現実にはズレがありますね。

まあ、それでも怪我なくスムーズに走れているんだから、無理して直さんくてもいいかとも思ってるがな。

 

 

終わってみれば、キロ4分40秒ペースと、本番1ヶ月半前の調整としてはよい練習ができたと思います。

気温の割には平均心拍数もさほど高くなく、心肺も少し余裕がありましたね。

この感覚なら、気温が低くなり集団走になると、もうちょい速いペースで押していけるんじゃないかなと。

 

平均ピッチは196、平均ストライドは109cm。

シューズの反発があるから、もうちょっとストライドが伸びてるんじゃないかと思っていましたが、全然でしたね。

反発はシューズに任せて、とにかく脚を前に回転させるという意識で走っていましたが、これだとシューズの性能を十分に活かしきれないのかもしれません。

恐らく支持脚の体重のかかり方がイマイチなのでしょう。

本番前にもう3回ぐらいヴェイパー様を履いて、シューズの特徴を活かした走り方を身につけていきたいものです。

 

 

釧路にしては暑い中、2時間以上走り、ランニング後は腕や脚から塩が吹き出し北海道マラソンに向けてのよい暑熱順化になったと思います。

お盆を過ぎると、北海道では「ストーブ」や「スタッドレスタイヤ」のCMが始まり、一気に朝晩の気温が低くなります。

暑いなどと文句を言わずに、残り少ない北国の夏をゆるりと楽しんでいきましょう。

 

北海道のランナーにとっては「北海道マラソン」まで、夏は終わらないのです!

 

さようなら。

4回目のワクチンと読書

金曜日に4回目のコロナワクチンを接種しました。

過去3回は「ファイザー」でしたが、今回は「初モデルナ」。

モデルナの方が副反応が強いと聞いていたので、打つ前からガクガクブルブルものでした。

一晩あけた土曜。

過去3回よりも腕の痛みは少なく、特に身体の異変もなく、「なんだ、モデルナ楽勝じゃん」などと思っていました。

 

ところが、土曜の昼になってからモデルナが本気出してきます。

ダルくて熱っぽくって全く動けず。

こりゃダメだと、家から出ずにほとんど横になって過ごしておりました。

恐るべし、モデルナパワー。

 

日曜になって、熱っぽさは抜けたが、ダルさは取れず、クラブ練習会はパス。

昼過ぎになって、ようやく日常生活を送れるレベルに復活しました。

ファイザーに比べ、結構副反応はキツかったが、これで「十勝岳トレイルラン」「北海道マラソン」に、より不安の少ない状態で参加できると思えば、このくらいのしんどさは大したものではない。

むしろ、よい休足になったとプラスに考えていこうじゃないか。

 

んなわけで、今週末は「どうせワクチンの副反応で動けんだろう」と、読書にふけることにしました。

 

 

原裕美子「私が欲しかったもの」

 

2010年の「北海道マラソン女子優勝」という輝かしい実績のある原さん。

私が参加した2016年の北海道マラソンでは、アンバサダーとして、コース上で笑顔を振りまきながら、私達市民ランナーを一生懸命に励ましていた姿を覚えています。

それだけに読んでいて切なくなる内容でしたね。

「厳しい減量司令」「食べ吐きの繰り返し」「故障」「元コーチの裏切り」などなど、順風満帆ではない競技生活で、精神的に追い込まれていく。

その中で「万引き」に手を染め、病的な「万引き依存症」になっていく。

それでも、最後の方に書かれていた「プライドを捨てて、自分の全てをさらけ出して、立ち直ろう」という姿には救いが見られました。

 

人間、オリンピック出場とか、そういう派手な目標に突き進み、目標を達成するのも大事だとは思いますが、それ以上に「壁にぶつかったとき、どのように乗り越えていくかの方が大事である」と思ったわけであります。

 

 

北田雄夫「地球のはしからはしまで走って考えたこと」

 

「世界7大陸アドベンチャーラソン走破」達成、「世界4大極地最高峰レース走破」チャレンジ中という、「すごい」とか「変態」とか、そういうものを突き抜けているアグレッシブな方です。

世の中にはUTMBなどの「山岳100マイルレース」や、ギリシャの246㎞マラソンである「スパルタスロン」を超えるとんでもないレースがあるのだなあと、他人事のように読んでいました。

もうちょい私が若かったら、彼の行動に感情移入することもできたと思うが、なんか彼の文章を読んでいると、亡くなった登山家栗城史多氏っぽい危うさも感じるなあと。

もちろん、ウルトラマラソン以上に過酷なアドベンチャーレースにチャレンジする行動力はリスペクトしますが、彼を熱狂的に応援する「信者」に持ち上げられて、自分の力量をはるかに超えた無謀な挑戦に走らなければいいなあなどと、老婆心ながら思うわけであります。

 

 

末續慎吾「アスリートの本質 最強スプリンターが語る勝敗哲学」

 

「2003年世界陸上200m銅メダリスト」の末續さん。

本文中に書かれているように、末續さんは「感性の人」なので、理屈脳の私には理解できないところが多々あるが、とにかく「深い」。

為末大さんもそうだが、同じ走る人でもマラソンランナーよりもスプリンターの方が「求道者」っぽいところがあるのかなあと。

「目標は多面的な球体である」なんて、正直、日本語として何言ってるのかよくわからんのだが、「おお!そうか」と妙に納得するところもあったりして、不思議な本。

 

もし、アスリートの本質があるとすれば、自分自身のために一生懸命やっていることが、誰かを幸せにできるということだ。メダルだけを目指していた時は、そこに目と心が行かなかった。

アスリートの持つ力は、そういった理屈じゃないところで人の心を動かしたり、物質的じゃないものを与えたりできること。見る人たちに純粋に「応援したい」と思ってもらえるか。そして、いかに感動という瞬間を残せるか。

今回は、まだ7歳の子供に心から「頑張れ」と言ってもらえた。

この後のビールは、本当にうまかった。

 

私はアスリートでもなんでもないが、2週間後の「北海道マラソン」では、一人でも多くの子供に応援される存在でありたいと思います。

 

さようなら。

「第50回釧路湿原マラソン」参加記

ラソン大会の写真と言えば「オールスポーツ」の公式写真販売サービス。

コロナ禍前は、あちこちの撮影スポットでパシャパシャと10枚も20枚も撮られていたような気がするが、今回は撮影スポットが3箇所しかなかったのですね。

「あんだけ苦労して走って、まともに写っている写真は3枚ぐらいしかないのか」と、ちょっとガッカリしましたが、まあ撮影してもらえるだけでありがたいと思いましょう。

今回は自分で撮影した写真はないので、オールスポーツと、ラン仲間が撮影してくれた写真を載せながら、レースを振り返りたいと思います。

 

ラソン大会では、スタート前にみんなで集まってワイワイするのがちょっとした楽しみであったりするのですが、今回は「感染予防」を徹底したため、早い時間帯に受付を済ませ、ひたすら誰とも会わずに車の中でじーっとしておりました。

恐らく道マラでも、時間ギリギリに来て、スタート直前にしれっと最後尾に滑り込む形になるんじゃないかな。

 

スタート直前になって、「キレンジャースタイル」に変身して、最後尾に潜り込みます。

今回はゲストランナーの川内優輝選手も最後尾スタートということで、写真を求めるファンの方がそこそこいましたね。

 

んで、いつも通り、カウントダウンとか特に盛り上がるイベントもなく、さりげなく「パァン」と乾いたピストルの音が鳴ってレースが始まります。

 

 

スタート地点では「仮装ラン仲間」で、ジャック・スパロウの仮装で有名なたいがぁさんが写真を撮ってくださいました。

たいがぁさんは残念ながら、今回は故障でDNSでしたが、道マラではあの完璧なジャック・スパロウの気合の入った仮装を見たいものです。

 

いつもはこういう写真では本名バレするのが嫌なんで、ゼッケンの番号は消すんですが、今回はゼッケン番号が「541(ごっしい)」と、正に私にピッタリの番号だったので、あえて消さずに残しておきました。

車のナンバーみたいに、ゼッケンナンバーも選べるようにならんものかね。

それで参加費が2万も3万も上がるんだったら、お断りするが。

 

さて、「熱中症に注意!」のフリップを掲げながら、まずは市街地を走っていきます。

沿道の応援があると、「ああ、マラソン大会ができる世界が戻ってきた」と、嬉しさもひとしおですね。

「あんたも熱中症に気をつけなさいよ!」と、お約束のツッコミをもらいながら、ニタニタと最初の5㎞を走っておりました。

ペースはガーミン全然見てなかったのであれですが、あとで振り返るとキロ6分半ぐらいでしたね。

ちょい気温は高いが、市街地を走っていたころは空に雲がかかっていて、南からの風も涼しく感じ、「これならどうにか30㎞走れるな」と、甘っちょろいことを考えていました。

 

コースは5㎞を過ぎてから、市街地を抜け、新釧路川の河川敷に入り、そっから「5㎞の直線」が続く「湿原横断道路」に入ります。

湿原横断道路に入ってから、雲が消え、日差しが燦々と輝き、これはちょっとキツイかなと感じ始めましたね。

さすがにこのコンディションで無補給はマズイので、10㎞の給水で、頭のファスナーを開け、人間の姿になって水を飲みます。

正直、このまま人間の姿のままでずっと走っていたい気持ちもちょっとあったが、水を飲んだら速やかにマスクを被って、正義のヒーローに戻るのだ。

 

湿原横断道路はスライド区間ということで、正義の味方「キレンジャー」は、「Nice Run!」のフリップを掲げて、折り返してきたランナーを応援します。

川内選手が私を見て、クスッと笑って下さって満足満足なのでありました。

ちなみに、私は今は亡き「オホーツクサイクリング」というイベントで、リラックマの着ぐるみを着て走り、来賓の橋本聖子さんに笑われた輝かしい過去を持っています。

 

折り返し地点でのボランティア女子高生の元気よい声援が嬉しかったですね。

ユニフォームのネームを見て「ごっしー!ごーしー!」と、普段は絶対に浴びることのない黄色い声援を浴びて、うへーうへーと鼻の下を伸ばしながら走っておりました。

 

さて、折り返しまでは「暑いけどなんとかなるか」ぐらいに思っていましたが、こっからちょっとヤバいと感じ出します。

「給水は10㎞おきでいいかな」などと甘っちょろいことを考えていましたが、こりゃダメだと、17.5㎞のエイドで2度目の給水。

ここでも女子高生の給水ボランティアの方は元気いっぱいで、私を見て「あー、ウルトラマンだ!ウルトラマン!」と声をかけて下さいました。

いや、私はウルトラマンではないのだが、まあ似たようなカテゴリーなんでいいだろう。

つーか、今の女子高生は「ゴレンジャー」なんて知らんだろうし。

 

給水で復活するかなあと思ったが、一旦下がった調子はひたすら下降線をたどります。

20㎞地点でまた給水。

んで、給食のバナナも食べます。

もぐもぐもぐ。

ごちそうさまでした。

 

ここでフリップと手袋を「邪魔だ!」と、紙コップと一緒にゴミ箱に捨てました。

スケッチブック持ちながら走るのは、意外と邪魔で走りにくいものです。

道マラでは別の手段を考えることにしよう。

 

身軽になって走りやすくなったかなと思ったが、頭がゆでダコのように暑い。

キロ6分半ペースなのに、ガーミン見たら心拍数が160以上に上がっている(普段はこんくらいのペースなら心拍数120ぐらい)。

くーっ、これはやってられん。

このままリタイアするのは別にいいんだが、医務室に運ばれたり、救急車を呼んだりして、人様に迷惑をかけることだけは絶っっっ対に避けなければならない。

 

んなわけで、もう仮装に対するこだわりは捨て、キレンジャーマスクを外し、人間の姿になりました。

とは言え、ここで後ろめたさを感じてはいけない。

市街地に戻り、「あー、キレンジャーの人だ!」と声をかけられても恥じることなく、堂々と「応援ありがとう!」と返す私なのでありました。

当初は終始無言を貫こうと思っていましたが、もうここまで来たらどうでもよい。

素直に感謝の気持ちを言葉で表現しよう。

 

22㎞過ぎで歩き出し、ますますヤバいかなと思いましたが、心拍数が下がって落ち着いてからは復活して、また走れるようになりました。

25㎞のエイドでスポドリをもらったが、500mlのペットボトルごと渡されたのね。

恐るべし、感染症対策。

とても500mlのスポドリを片手に飲みながら走ることなんかできんので、ここはゆっくり歩きながらペットボトルを空にすることにします。

 

市街地を走っているときは、クソ暑いながらも沿道の応援にこたえる余裕がありましたが、運動公園に入って応援がなくなり、一気に表情に余裕がなくなりました。

応援がなくなると、人間というのは弱くなるものだ。

 

 

こういう応援がなくなって、油断しているところに「オールスポーツ」のカメラマンが構えていたのでしたね。

とても人様にはお見せできないような表情で、死にそうになりながら走っていました。

ここは今回の最大の反省点ですな。

いついかなるときでも口角を上げて、笑顔で走るべし。

 

色々不本意な走りではありましたが、最後の陸上競技場だけは「キレンジャーマスク」を被ってガチで走ろう。

 

 

競技場に走ってから、「負けないぞ!」と知らないおっさんに絡まれ、意味もなくキロ4分ぐらいのペースで走っていました。

ゲレに近いところで、2人のおっさんの無意味な争いが繰り広げられていたのでした。

しかし、こうして改めて写真を見ると、ワシ、「フォアフット走法」のつもりで走っていたのに、思いっきり「ヒールストライク」ですね。

まあ、別にいいか。

 

「黄色いコスチュームの方がやってきました!」という場内アナウンスと共に、全力でトラックを走り、無事ゴール。

ふー、熱中症にならんでゴールできてホッとしたわ。

 

 

「仮装マラソン

それは普段冴えない人生を送っている人間が、脚光を浴び、輝ける瞬間。

この一日の輝ける時間があるからこそ、日々、しんどい走り込みを続けることができるのである。

 

大会当日は、本当の多くの皆様の応援ありがとうございました。

また、次の「仮装マラソン」まで、私は普通の冴えないランナーに戻ります。

 

尚、「キレンジャー」はファスナーを開け締めを繰り返しているうちに、ファスナーがぶっ壊れ、使い物にならなくなり、今回が引退レースになりました。

お疲れ、ドンキで買ったキレンジャーコスチューム。

 

ここまでご清聴ありがとうございました。

 

さようなら。

20度の涼しいクラブ練

今日の釧路も涼しいですね。

9時の気温は20度、天気は曇り。

「湿原マラソンも、できればこのコンディションでやってくれよ」と恨み節のひとつも言いたくなりますが、天に文句を言っても仕方がないわけで。

猛暑の中の大会を乗り越えて、今週も元気に練習会に出られる喜びを噛み締めましょう。

 

 

今週の参加者は13人+遅れてきた方1人の計14人。

こころなしか、湿原マラソンが終わり、急激にランナーの数が減ってるんじゃないかと思う釧路市内であるが、我々は大会の有無に関係なく走り続けます。

 

 

本日は激坂を含む、そこそこアップダウンのある15㎞コース。

昨日、キロ4分半で20㎞走ったので、今日はそれなりのペースに抑えようと思ったが、最後はキロ5ペースまで上がってしまいました。

まあ、無理に上げているわけじゃなく、「自然と上がる」感じなので、これはこれで悪くないんじゃないでしょうか。

とにかくケアにはしっかり気をつけて、故障だけはしないようにしていきたいものです。

 

 

約1時間20分、獲得標高150mでおしまい。

走っているときは坂ばっかりと思うこのコースも、前半とラストはど平坦なので、さほど高度を稼ぐことはできず。

今更ながら、2週間後に55㎞で獲得標高約1500mのトレランレースを入れてしまったのは失敗なんじゃないかって気もするが、きっとレースに出れば「楽しかった」で終わるのだろう。

当日は「なるようになる」の精神で、気楽に走りたいと思います。

 

練習会終了後、「富士登山競走(五合目コース)」に参加された方から、色々お話をうかがいましたが、多分、私には一生無縁のレースでしょう。

あんな上り坂ばっかりで、休むところゼロのレースなど出たくない。

どうせ富士山方面に行くんだったら、「富士五湖ウルトラ」か「UTMF」だよなあと、「ウルトラ脳」の私は思うわけであります。

私が地方在住ってこともあるが、「市民ランナーグランドスラム」と言われている「フルマラソンサブスリー」「100㎞ウルトラマラソンサブ10」「富士登山競走山頂コース完走」の中で、「富士登山」がぶっちぎりで難易度高いと思うのだよね。

(逆に、100㎞サブ10はサロマのような気温の高くない平坦コースだったら、グランドスラムの中では圧倒的に難易度が低いです)

 

午後からは自転車部屋の整備をして、ロードバイクをローラー台にセッティングしました。

今週は雨予報が多く、ローラー日和の日々が続くと思いますので、熱のこもったガレージの中でくるくる回して汗だくになり、短い夏を満喫していきます。

 

例の奴の第7波が暴れているということで、今週の金曜に4回目のワクチンを打つ予定です。

今回は「初モデルナ」ということで、副反応が気になりますが、週末は全く動くことができないものとみなして予定を組んでいきたいと思います。

動けない時間を利用して、道マラの仮装の準備でもしようかしらん。

 

さようなら。

2022 7/31〜8/6 ランニング週記

日曜日は「最高気温33.5度」と、釧路で観測史上最高気温の中、マラソン大会が行われたわけですが、月曜日以降は通常の「Cool釧路」に戻り、最高気温が20度ぐらいの安定した涼しさが続いています。

というか、朝は寒いぐらいです。

いったいあの日は何だったんでしょうか。

Good-bye summer.

Forever summer.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

週間走行距離は88㎞。

 

・30㎞レース…1回

・6㎞閾値走…1回

・12%トレッドミル坂練…2回

・20㎞キロ4分半ペース走…1回

・残りはつなぎジョグ

 

という内容でした。

 

ついでに言えば、7月の走行距離は311㎞と、前月より150㎞ぐらいマイナス。

距離こそ抑え目でしたが、ポイント練習として、スピード練習や坂道練習も入れたんで、強度的にはこんなもんでしょう。

んで、7月の獲得標高はトレミ坂練を含め4400mぐらい。

本格的に山用の脚を作るには月10000mぐらいは走っておきたいところだが、ま、そこは徐々に伸ばしていくことにしましょう。

 

湿原マラソンはまさかの暑さで、完全に「ファンラン」となってしまいましたが、逆に無理して消耗しなくてよかったと思います。

レースの大きなダメージはなく、スピードも落ちることなく、本命レースの別海に向けて、よい感じで練習できているのではないかと思います。

 

 

ガーミン測定のVO2maxは、俺史上最高の「60」を叩き出しました。

ガーミンさんによれば、今の私は「3時間3分」でフルマラソンを走れるポテンシャルがあるようです。

なんか無駄に早い段階でピーキングを迎えているような気がしなくもないが、別海まで残り2ヶ月、怪我なく仕上げていき、3年越しの「3時間一桁」への挑戦に終止符を打つことができればと思います。

 

さようなら。