ゴシラン

走ることについて語ります

「サロマ湖100kmウルトラマラソン オンラインチャレンジ」前日

いよいよ明日「なんにもない日なのに100km走る」ことになってしまった私です。

 

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一昨日は、スーパー銭湯に行って「足つぼマッサージ」をしてもらいました。

いつも大会前は30分揉んでもらうことにしているのだが、この日は珍しく予約が一杯で15分の短縮コースとなってしまいました。

短縮コースではあるが、ぐりぐり押されて痛いことには変わりなく、なんとなく効いた気分になったのではないでしょうか。

まあ、マッサージの痛さが安心料みたいなところもありますな。

 

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昨日はオフにして、今日は最終調整と新しいガーミンの動作チェックを兼ねて、7kmラン。

 

別に今までの235Jに不満を持っていたわけではなかったが、やはり新しいガーミンはいいものだな。

恐らく20分の1程度の機能しか使いこなせないと思うが、明日に関しては100km電池が持てばそれでいいのである。

頼むぞ電池。

 

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明日のシューズは、結局、NIKEのズームフライ3にはしないで、HOKAのMACH4を履くことにします。

「ウルトラのHOKA」の力がどのくらいなのか試してみようじゃないかと。

一応、「HOKA購入者特別枠」を使って、タダでこの企画に参加するわけだから、せめてHOKA製品を使って敬意を表さないとな。

「マシュマロクッション」が60km以降どのように足を守ってくれるのか、楽しみなところです。

 

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カーボローディングその1として、かわなべの団子。

安定のもちもち感でうまいぜよ。

カーボローディング生活でも、小麦製品を使わない「グルテンフリー」を貫く私です。

 

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今まではマラソン大会前は、泉屋でスパゲティを食うのが定番だったのだが、「グルテンフリー生活」のためスパゲティはNGということで、米を使った豚丼を「ぶた福」で食います。

ワタシ的にはここの豚丼が釧路のNo1ですな。

炭火でじっくり焼かれた肉の香ばしさと、タレの組み合わせが絶妙です。

わざわざ帯広まで行かんくても、うまい豚丼は食えるのである。

 

さてさて、明日の100kmチャレンジに使う補給食を求めて、スポーツ量販店に行ったのであるが、マラソン大会中止ラッシュの影響か、エネルギージェルがほとんどないという状態でしたね。

代わりにプロテインがたくさんあったという感じで、時代はもはやマラソンよりも筋トレなのかもしれない。

 

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とりあえず置いていたメダリストを、ほぼ買い占めしたという感じです。

ジェルの中では、これが一番手がベタベタしなくて摂りやすい。

 

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「スーパーメダリスト9000」は今まで使ったことはないのだが、YouTubeで「ウルトラランナーみゃこ」さんが一押ししていたので試してみようかと。

私は若くてかわいい女性に勧められたものに弱いのである。

 


www.youtube.com

 


 

 

明日の天気はこんな感じです。

 

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今週の最初の方は、ずっと曇っていて最高気温ですら15度ぐらいの日が続いていたので、多分これでも十分暑いと感じるのではないかと思います。

釧路市民にとって、「晴れ20度」は真夏なのです。

水に濡らした「冷んやりタオル」を巻いて、首筋を冷やしながら走るのがいいのかなあと。

 

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 一応作戦としては、ガーミンの心拍数アラートを150に設定して、序盤で心拍数を上げすぎないように慎重にスタートしたいと思います。

去年の「まちなかトレラン」では、最初から155ぐらいの心拍数で突っ走り、40km手前から早くも失速が始まったもんでな。

その反省を生かして、今回はガーミンの力を借りて、「序盤温存作戦」で行けたらいいのではないかなあと思います。

 

一体、何が楽しくて、せっかくの休みに朝の5時から周回コースを100km走るのだろうかと、普通に考えれば思うのかもしれませんが、こういう「バカバカしいチャレンジ」も真剣に計画を立てながら取り組んでいくと、それはそれで意外と面白いものです。

まあ、スタート前だから、こういうのんきなことが言えるという話もありますが。

 

最後に、イギリスを代表するウルトラトレイルランナーであるリジー・ホーカーさんの著書「人生を走る ウルトラトレイル女王の哲学」からの引用で締めくくりたいと思います。

 

ひとりきりになって、自分の快適領域はここだと思っている場所から外に出ること、それがわたしの快適領域なのだ。

 

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明日のこんくらいの時間に、よい報告ができればいいですなあ。

自分の新たな快適領域を見出していきたいものです。

 

さようなら。

「サロマ湖100kmウルトラマラソン オンラインチャレンジ」まであと2日

いよいよ「サロマ湖100kmウルトラマラソン オンラインチャレンジ」まで、あと2日となりました。

現在TATTAアプリで確認したところ、「1day100kmチャレンジ」の参加者はたった183人しかいないのね。

リアルのサロマは3000人ぐらいの参加者がいるから、オンラインでも、もうちょっとチャレンジャーはいるかなと思ったが、さすがに「何もない日に100km走る」という「変態」は絶滅危惧種レベルの希少価値なのだな。

 

さて、この100kmオンラインチャレンジ。

走るところは「自由」ということで、どこを走ろうかなあとずっと考えていましたが、我らが釧路マラソンクラブの代表スコップさんが、ものすごくありがたい舞台を用意してくださいました。

 

ameblo.jp

 

クラブの練習会に合わせて、運動公園でエイドを用意して「100kmチャレンジャー」を応援してくださるという非常にありがたいお話ではありませんか!

見栄っ張りの私は「クラブ員に見守られながら、へたれな姿を見せるのはみっともない」などとも思いましたが、ここはありがたくご厚意に甘えることにいたしましょう。

途中、練習会の集団の力も借りながら、少しでも楽に100kmを走り抜いていきましょう。

ラソンは孤独な競技ではあるが、一人だけの力では走れないものなのである。

応援の力を最大限に生かしていきましょう!

 

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ということで、コースは一周約3.2kmの運動公園ランニングコースを約34周するという「精神と時の部屋」レベルの修行になります。

実際のサロマと同じく「朝5時スタート」で、約10時間ぐるぐる走ってやろうじゃありませんか。

補給や給水に気を使わなくてすむというのは、「サブ10」を目指す私としては大きなアドバンテージになると思います。

 

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天気予報はこんな感じ。

日差しがあるのがちょっと嫌だが、運動公園のランニングコースは半分ぐらいは木陰になっているので、直射日光のダメージはそんなに大きくないかなと。

何よりも、この時期にあって最高気温が20度行かないという、夢のような予報である。

こんなぬるま湯のような条件で大失速をするようでは、灼熱や暴風雨になることがあるリアルのサロマなど走れるわけがない。

 

でもって、オンラインチャレンジではGPSウォッチのデータを、スマホTATTAアプリに同期させればOKということになるのだが、問題となるのは、私の現在持っているGPSウォッチ「ガーミンForeAthlete235J」の電池が100kmの走行では持たないということなんだよな。

 

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当初は、「途中からモバイルバッテリーを使って充電しながら走る」予定でいましたが、それもなんかストレスになるし、それ以上に、先週登山に行ったときに「地図機能のあるガーミンForeAthlete945Jが欲しい熱」が最大値に達してしまったので、ついつい「イヤッッホォォォオオォオウ!」と、Amazonでポチリしてしまいました。

32時間電池が持つ945Jなら、100kmウルトラでもお釣りが来るぐらい戦える。

これは今回のチャレンジだけのためではない、今後の登山やトレラン、なんなら自転車のブルベにも使える将来への投資なのだ。

と、ここで散財の言い訳をしておきます。

 

とにもかくにも、走るコースが決まり、ガーミンの電池問題も「新たに945Jを買う」という力技で解決し、あとは明後日全力で走るだけである。

シューズやウェア、補給食など装備については、また明日まとめることにします。

というか、まだ決まっていないので、明日考えながら書きます。

 

さようなら。

雌阿寒岳へ25年ぶりの登山(後編)

さてさて、25年ぶりの登山も無事登頂することができ、あとは下るだけの簡単なお仕事であります。

 

gossy54200.hatenablog.com

 

しかし、せっかく登頂したのに、いきなり下山するのも何なので、もうちょい頂上の余韻を楽しみましょう。

 

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頂上からの雄阿寒岳(阿寒富士)。

 

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頂上からの雲海もさることながら、空の青さがとびっきりすんばらしい!

 

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雲海へと続く太陽の光の筋が神々しいではないか!

登山の神様、この日をいい天気にしてくれて本当にありがとうございます。

 

なんか登山と言えば、山頂で湯を沸かしてコーヒーを飲むとか、カップラーメンを食べるとかそういうイメージがあるが、私はそういうの興味ないので、3分ぐらい休んでとっとと下りることにします。

トレラン用の6リットルのリュックじゃ、ガスバーナーなんて入れることできないし、それ以前に私は火が怖いので、野外でそういうものを使おうという気はサラッサラないのである(私はマッチやライターすら怖くて使えない人です。私がソロキャンブームに乗らないのはそれが理由)。

お一人様登山では、コーヒーやカップラーメンをスルーする自由があるのだ!

 

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おやつの羊羹だけ食べて、オンネトールートで下山します。

火口からの煙に、「ああ、日本は火山の国なんだなあ」としみじみ思うのでありました。

 

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雲海を見ながら、下り基調の稜線を気ままに走る。

おお!これだよ!この「非日常感」がトレランの醍醐味なんだよ!

なんて自由で豊かな時間なんだ!

月並みな表現ではあるが「背中に羽が生えた」ような開放感であった。

 

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雄阿寒岳を見ながらのランニング、最高すぎるわ!

 

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写真の湖がオンネトーですね。

さあ、一目散にあそこまで下るのだ。

 

しかし、快適な「トレラン区間」は短く、8合目からは岩だらけ、木の根っこだらけの道で、とても走れる道ではありませんでした。

わたしゃビビリなので、とにかく転ばないように一歩一歩慎重に進みます。

登りは体力的にしんどいだけで恐怖心はそんなに起こらないが、下りは恐怖心が先に立ちますね。

今日のところは「怪我をしないこと」「楽しむこと」が第一の目標であり、速さは二の次だ。

ゆっくり転ばないように下りていこう。

 

んなわけで、転ばないことに全神経を集中していたため、1合目まで写真はなし。

まあ、上りの雌阿寒温泉コースと大して代わり映えのしない景色だったし、別に写真に撮るまでもなかっただろう。

 

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木の階段はところどころ崩壊しており、これならない方がいいんじゃね状態であった。

 

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7時10分、オンネトー側登山口到着。

下りは1時間10分と、1時間20分かかった登りとあんまり変わらんタイムでしたな。

やっぱ技術がないと、下りは難しいね。

慣れの問題もあるんでしょうが。

 

さて、下山しましたが、ここで終わりというわけではなく、こっから林道を進んで雌阿寒温泉に行くという作業が待っていますよ。

 

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オンネトーから雌阿寒温泉をつなぐ林道がありますので、せめてこの部分は走っていきましょう。

 

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日の光の関係もありますが、オンネトーは、美瑛の「青い池」や清里町の「神の子池」のような鮮やかな色でしたな。

 

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オンネトーを左手に、最後ぐらいはマジメに走りましょう。

下りはおっかなびっくりペースでほとんど体力を使わなかったので、まだまだ平地を走る脚は残っています。

 

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しかし、平らだと思っていた雌阿寒温泉までの林道も、結構急勾配区間があり、結局半分ぐらいは歩いていました。

まあ、レースやってるわけじゃないんで、ゆっくりマイペースで行きましょう。

 

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7時40分、雌阿寒温泉駐車場到着。

約3時間にわたる楽しい登山は、無事に無事故無違反で終わりました。

無違反の定義がよくわからないが。

最初の方はちょっと走行ログを取るのに失敗したが、こうして自分が歩いてきた軌跡を地図で眺めるのはいいですなあ。

 

25年ぶりの登山はビギナーズラックというのもありますが、ひたすら「楽しい」という感想しかなく、ひょっとしたらここから新たな「沼」にハマってしまうかもしれません。

 

今、猛烈に欲しいと思うのは

 

・マップ機能があって登山に使える「ガーミン945」

車中泊ができるような室内空間に余裕のある車

 

ですな。

 

どーせお一人様だし、多分、近場の山しか行かないんで、軽自動車で十分なのだが、ハスラーとかタフトとか、いかにも「アウトドアやりまっせ」っていうようなSUVがあれば、より豊かな週末が過ごせるんじゃないかなあと妄想しております。

 

前編に書いたように、登山については25年前のトラウマがあって、あまりいい印象はなかったのであるが、誰にも気を使わんくてすむ「お一人様登山」ってこんなに楽しいものだったのですね。

「気の合わない人とパーティーを組む」ことが嫌いなのであって、登山自体が嫌いなのでなかったのだと。

登山と言えば「山岳会に入って、パーティーを組んで登るもの」と、単独行動を好む私は、勝手に高いハードルをこしらえていたが、いざ独りでやってみるとこんなに楽しいものだということに気づき、何事も人生経験だなあとしみじみ思ったのであった。

 

もちろんお一人様だと、何かトラブルがあったとき非常に困ることになるのであるが、まずは今回のように「ビビリなくらい慎重な態度」で、難易度の低い山を数多くこなして、徐々にスキルをつけていきたいものですな。

「緊急事態宣言」から、ちょっと覚めてきた「トレラン熱」でありましたが、また「いつかは100マイル!」って気持ちが強くなってきましたね。

来月行われる「カムイの杜トレイルラン」に向けて、よい経験ができたと思います。

 

さようなら。

雌阿寒岳へ25年ぶりの登山(中編)

んなわけで、休みの日にも関わらず、2時起きからの1時間半ドライブしたあげく、4時40分から登山を開始した私です。

 

gossy54200.hatenablog.com

 

一応、トレランスタイルで来ているので走り出しましょう。

えっほえっほと。

 

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しかし、200mも走らないうちに、いきなりの「木の根攻撃」がやってきたのであった。

うむ、これはとてもじゃないが走れない。

走れないところは歩いて行こうではないか。

 

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走れるところは走ろうなどと、最初は甘っちょろいことを考えていましたが、どこまでも続く「木の根+急勾配」で、走る気力は完全に失せ、登り区間の9割5分ぐらいは、ただのウォーカーとなっていました。

まあ、体力はあるが登山技術はゼロの私なので、そこは仕方がない。

まずは怪我をしないことを最優先に、早歩きでスタスタ進もうではないか。

 

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あっけなく1合目到達。

ここまで所要時間8分。

なんだ、もう全体の1/10か。

このペースだと1時間半ぐらいで山頂まで行けるんじゃないか。

 

ガーミンで走行ログを取っていたのだが、オートポーズ機能を入れると、登山ぐらいの歩くスピードでは「止まっているもの」と認識され、ちっともログを取ってくれないのね。

2合目で一旦ガーミンを止めて、オートポーズを外してから、再びログを取ることにします。

登山するときは、ガーミンのオートポーズは最初からオフにした方がいいな。

 

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木の根攻撃は3合目ぐらいのところで終わったが、今度は「岩攻撃」に出会い、まるで走れない状況が続きます。

勾配はめっちゃ急だし、歩いているだけで心拍は150ぐらいと、バクバクしていますね。

 

登る前は「迷子になったらどうしよう」と、ちょっと恐れていましたが、写真のようにコース上の岩に黄色いマーカーが塗られているので、これを目印にすればほぼ迷うことはないでしょう。

最初にマーカーをつけて下さった人に300回ぐらいお礼を言いながら、ずんどこ進んでいきます。

 

4合目で森林限界が終わり、視界が開けてきましたね。

先行していた登山者が休憩していたので、「おはようございます」と挨拶します。

 

私はただただ登ることに必死で、はっきり言って周りの風景など見ちゃいなかったのですが、休憩されていた登山者に「いい天気ですね。雲海がきれいですね。大雪の山まではっきり見えますよ」と言われ、「え、どれどれ」とようやく周りの景色を見渡したのでありました。

 

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うぉぉぉぉぉぉ!

なんじゃこりゃあぁぁぁぁ!松田優作風に)

 

これが雲海か!雲海なのか。

わざわざ2時に起きて、ここまで来た甲斐があったよ。

この時点で、すでに感動のボルテージは頂点に達し、「もう帰ってもいいか」ぐらいに不覚にも思ってしまったのであるが、まだ道のりは半分以上ありますので、とっとと先に進みましょう。

 

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山頂の方も見えてきましたね。

あとどんくらい登ればてっぺんにたどり着くのでしょうか。

 

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森林限界が過ぎても、相変わらず道は岩だらけで走れるような道ではないですね。

まあ、競走しているわけでもないし、ゆっくり進んで行きましょう。

 

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5合目到達。

ふー、やっと半分まで来たか。

ここまでの経過時間は40分と順調。

25年前、初めての登山で、アポイ岳(標高810m)に登ったときは、5合目までで何回も休憩を取りながらヒーヒー言っていたような記憶があるが、あのときよりも体力がついて、5合目でもまだまだ余裕があるな。

ランニングの力は登山にも役立ちますな。

 

ただ、ここで暑くてやってられんくなってきたので、上着を脱いで腰に巻きます。

まあ、寒くてガタガタ震えるよりは500倍マシだろう。

 

5合目を過ぎても、岩をよじ登らなければならないような急勾配が続きますね。

写真を撮る余裕もなく、8合目までひぃこら進んでいきます。

 

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8合目到達。

経過時間は1時間。

 

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8合目から見える雲海もすんばらしくよいですなあ。

ビバ、道東!ビバ、雌阿寒!

 

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雌阿寒岳は活火山ですが、9合目で、火口が見えるようになりましたな。

おお、これぞ自然の神秘!

これは「日本のグランドキャニオン」と言ってもいいぐらいではないだろうか。

道東に6年以上も住んでいて、こんなすんばらしいものを見逃してきたとは、今まで私は何をやっていたんだと、軽い後悔を覚えるぐらい、雌阿寒の見せる姿にただただ圧倒されていた私でした。

 

山頂が近づいてきました。

ここまで、それなりに体力を消耗したので、全速力は無理ですが、最後はジョギングペースで走って山頂に突撃しますよ!

 

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6時、ついに山頂到達!

阿寒湖がバッチリ見えて最高です!

約1時間20分と時間は短いながらも、濃密な時間を過ごさせていただきました。

 

ああ、いい。

なんか、いい。

すごく、いい!

 

何がどういいのかは説明はできないが、とにかく何もかもが素晴らしく、文句のつけようのない土曜の朝を愉しんだのでありました。

 

(つづく)

雌阿寒岳へ25年ぶりの登山(前編)

唐突であるが、私は登山にあんまりよい思い出はない。

 

時はさかのぼり、私が社会人1年目のとき。

同期に学生時代山岳部だった奴がいて、酒の席で、ノリと勢いだけで「いいっすね!是非一緒に山に行きましょう!」と意気投合した。

しかし、彼はそれを社交辞令とは取ってくれなかったようで、いきなり本格的な登山計画を持ち出してきて、正直、私は結構引いた。

でもって、暑寒別岳羊蹄山などの登山を彼と共にしたわけだが、はっきり言って、いろいろな意味で彼とは「合わなかった」。

今も、私は人間的に全くできていない人であるが、当時は今に輪をかけて人としてなっていなく、今と比べてそこそこ知性はあれど、共感力などの人間性については、はっきり言ってチンパンジーレベルであった。

山行中の「ああしろ、こうしろ」などの彼の発揮するリーダーシップが心底受け入れられず、完全に登山が嫌いになった。

これって、学生時代「その教科の先生が嫌い」って理由で、その科目自体が嫌いになるようなもんだね。

 

でもって、20代のころの私は、今と違って「運動大嫌い」なぐーたらインドア生活を送っていて、体重75kgの立派な「生活習慣病予備軍」であった。

そんな私が、いきなり5時間も6時間にも渡るハードな山行に耐えられるわけもなく、景色に感動する前に、両脚と気がおかしくなってしまいそうになった。

というか、実際に気がおかしくなって、「氏○!」とか「地獄に落ちろ!」とか、リーダーへの恨み節を頭の中でつぶやきながら、気の遠くなる道のりを、ただ機械的に脚を進めていただけであった。

去年の大掃除で、当時の登山の写真がなぜか出てきたわけだが、パンパンの顔で腹が出ている当時の私に「誰やコイツ?」となり、更には大っっっ嫌いだった元山岳部の彼のことを思い出し、秒殺でビリビリに破いて捨てた。

私は過去を振り返らずに、今を生きる男なのである。

当時の私はもう死にました。

 

あれから25年。

 

どういうわけか、私は「トレラン熱」にうかされている。

5/23に行われる予定だった「カムイの杜トレイルラン」が7/18にスライド開催されることになり、一回ぐらいはどっかでトレランの練習をしなくちゃなあということで、本日電撃的に「山再デビュー」を果たすことにしたのである。

 

さて、どの山に登ろうかなあと。

とりあえず、釧路から近くて、初心者向けで、景色が良くて、「日本百名山」のひとつである「雌阿寒岳」がいいんじゃないかあ。

そう昨日思いつきで決めて、テキトーにYouTubeで予習して、なんとなく山に向かう決心をしたわけである。

 

トレランシューズはASICSのものを、でもって、トレランリュックと雨具はNORTH FACEの本格的なものを持っているが、それ以外の装備については、ズボンはユニクロのジョガーパンツ、グローブはそこら辺で売っている軍手とかなりテキトーである。

まあ、靴とリュックと防寒着を備えた雨具さえしっかりしていればなんとかなるでしょう。

 

一応、給水用のソフトフラスクと、万が一のためのファーストエイドキットも買っておきました。

 


 

 


 

 

雌阿寒岳には3つの登山コースがあります。

 

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あんまり考えずに、一番メジャーで初心者向きと言われている「雌阿寒温泉コース」で登って、でもって、行きと帰りで同じ道を通るのも芸がないので、下りは「オンネトーコース」を使い、オンネトーからは林道を通って雌阿寒温泉へと戻ります。

YouTubeで予習した感じ、登山道は雌阿寒温泉コースもオンネトーコースも、木の根っこや岩だらけで、斜度もキツく、私の技術ではとても走れないので、せめてオンネトーからの林道ぐらいは走っておこうかという作戦である。

 

さて、作戦も決めたところで、翌日に備えて寝ましょう。

早起きするため、小学生のように夜9時にさっさと寝ます。

 

おはようございます。

 

2時起きです。

ここまで早く起きる必要はないんじゃないかと思うかもしれないが、あまり人のいない時間帯にとっとと登っておきたかったので、5時前には入山できるように、超早起きをしたわけでありました。

雌阿寒岳は人気のある登山道なので、人混みの嫌いな私は、混む前に行動したかったのね。

 

3時釧路発。

曇っていて、寒いですな。

車はヒーターをつけないとやってられない感じ。

天気予報チェックしたら、山頂の気温は5度ぐらいを予想していたので、防寒大丈夫かなあとちょっと心配になってきた。

まあ、でも、実際に行ってみて、あまりに寒くてダメだったら、そのとき引き返せばいいだろう。

ここまで来て、ウダウダ考えても仕方がない。

 

行きの道は、道路中鹿だらけで、なかなかのストレスであった。

国道240号線の朝晩は鹿だらけで、うっかりすると衝突することもあるので、慎重に運転しよう。

 

「寒いし、曇っているし、嫌だなあ。霧が濃かったらどうしよう」なんて思いながら運転していたら、足寄町に入っていきなり晴れ出してビックリした。

めっちゃええ天気やん!こりゃあ楽しい登山になりそうだぜ!

 

4時半、雌阿寒温泉駐車場到着。

さすがにこの時間帯だと、駐車場もガラガラだった。

 

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さて、現在地を確認して、登山口に入りましょう。

 

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4時40分、入山名簿に名前を記入して、期待半分、不安半分の中、私の25年ぶり5回目の登山が始まります。

 

(つづく)

「ハシレン」でショートインターバル

「ハシレン

 

私はこの言葉を昨日初めて知った。

知ったきっかけは、以下のツイートである。

 

 

かんちゃんは日々猛烈に走り、猛烈に筋トレをする「筋肉系サブスリーランナー」である。

私は速い人の練習メニューをマネっ子するのが好きだ。

(そして、マネした練習メニューは長く続かない)

 

「ハシレン」という言葉が気になったので、どんなものなのか調べてみた。

 


www.youtube.com

 

早朝5時から、アップダウンのある橋を、ひたすらスピードアップしながら走るというなかなかキツそうな練習である。

「ハシレン」というのは「橋練」の他にも、「もう、走れん!」って言うぐらいまで、限界まで突っ走るという意味も合わせ持っているのだろうか?

 

とりあえず、気になったことはやってみたくなるのが私の本性である。

橋だったら家の近くにもあるし、わざわざ競技場まで行ってトラック練習するのも面倒くさいしってことで、やってみる価値はあるのではないだろうか。

 

ということで、家から約2kmのところに400mぐらいの橋があるので、以下のコースで「ショートインターバルトレーニング」をすることにしました。

 

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動画のように、いきなり5kmを全力で走るのはキツそうなので、まずはできることからやっていこうかと。

鉄北大橋と釧路大橋を全力で走り、橋と橋の間をジョグでつなぐって感じです。

 

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朝の4時半から、ゼーハーしながらひぃこらと橋を走りましたよ。

橋を渡るということが今日ほど辛く感じることは、今までの人生にはありませんでした。

車や自転車だとあっという間に過ぎていく橋も、全力で走ると「どこまで続くんじゃ!」というぐらいに長く感じるものよ。

 

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11本の「ハシレン」が終わりました。

急走区間はだいたい「キロ4分5〜10秒」ぐらいのペース。

11本目は、行こうか行かないか迷った感じで走り出し、「キロ4分20秒」ペースと中途半端に終わりました。

10本でやめときゃよかったような気もするし、ラスト1本でほとんどない余力を振り絞ってよかったような気もする。

 

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シューズは先週の土曜の「ひとりフルマラソン」で使ったHOKAのMACH4。

ここ3日、NIKEのフリーランというクッションや反発がゼロのシューズで走ってきたので、余計にHOKAの「マシュマロクッション」がありがたく感じる。

普段はベアフット系のシューズで鍛えた方が、こういう「ハイテクシューズ」の恩恵を余計に受けるような気がするな。

 

ただ、スピードが乗るのは、MACH4よりもNIKEのズームフライ3の方が上ですな。

5kmぐらいのLT走にはMACH4は合うかもしれんが、ショートインターバルは、カーボンプレートで気持ちよく走れるズームフライ3の方がいいかな。

ほとんどスピード練習しない私が、シューズについて偉そうに言える立場ではないのだけど。

だいたいLT走なんて、人生において3回ぐらいしかやったことないし。

 

とにもかくにも、初めての「ハシレン」が終わったわけですが、私のように近くにちょっと長い橋があるところに住んでいる人にはいいですな、この練習。

しかし、残念なことに今月の下旬から釧路大橋は工事が始まるので、また練習に適した別の橋を探さなければならないのだった。

もうちょいアップダウンのある橋を探して、「走れん!」と泣き叫ぶまで「ハシレン」を続けて、強く速いランナーに成長していきたいと思います。

 

さようなら。

2021年6月前半練習日記

今年に入ってから、目的もなく、ずーっとダラダラ走っていた時期が続いていましたが、突如「サロマ湖100kmウルトラマラソン オンラインチャレンジ」なる企画が舞い降りてきて、ようやく「やる気スイッチ」が入ってきた私です。

 

saromanblue.jp

 

例えリアルなマラソン大会ではないと言えども、人間、何らかの目標を持たないと真剣にやろうとはしないのだろうなあ。

 

・6月1日(火)〜6月8日(火)

 

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5月まではただダラダラとテキトーに走っていましたが、今月に入って「週3ジョグ、週1スピード練習、週1ロング走」と、教科書通りのメリハリのついた練習メニューになってきています。

ロング走の距離がアホみたいに長いという話はありますが。

 

でもって、1日は気晴らしにサイクリングにあてているのもいいのではないでしょうか。

サイクリングはクロストレーニングというよりは、単なる気分転換ですね。

「ビホロデュアスロン」目指して、ロードバイクをシャカリキに乗っていたころとは違って、時速20km程度のまったりペースで、トレーニングとは程遠いレベルです。

 

・6月9日(水)〜6月15日(火)

 

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先週、「緊急事態宣言」が出てから1日も行かなくなったジムを退会することに決めました。

感染リスク云々ってもちょっとあるが、結局、雪がなくなると外ランだけで十分であり、別にトレッドミルのためにジムに行く必要がなくなるってのが大きいですね。

また、寒くなって雪が降るようになったら、別の24時間営業ジムに半年限定で通うかもしれません。

 

今週に入ってからは、2週連続の「50km」「42.2km」のダメージが残っているのか、どうも低調です。

どこが特に痛いってわけでもないが、身体全体が疲れていてひたすらダルい感じ。

27日の「100kmオンラインチャレンジ」に向けて、うまく疲労を抜きながらやっていきたいところですな。

 

で、先日YouTubeを見ていたら、「これは!」という動画を発見しました。

 


www.youtube.com

 

「100日連続フルマラソン」を走ったことがある「走る書家」上山光広さんが、疲労回復の「神アイテム」を紹介しています。

その正体はこちら。

 


 

 

テニスの大坂なおみも使っている「マッサージガン」という奴ですね(大坂なおみが使っているのは、もっとお高いものであるが)。

深夜の通販番組を見ているかのように、すっかり私は動画のとりことなってしまい、無意識のうちにポチりとやってしまいました。

 

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「これを使えば、100km走った後の翌日でも大丈夫!」と動画の中で上山氏は太鼓判を押していたので、こいつの力を借りて、27日には絶好調のコンディションに仕上げていきたいと思います。

もうガンガン鍛えていけば、どんどん速く長く走れるようになるという年代はとっくのとうに過ぎていますので、もうちょっとケアに力を入れて、身体を整えていきたいものですね。

 

とりあえず、今はこの機械が来たばっかりで充電中なので、このマッサージガンの効果についてはそのうちご報告させていただきます。

 

さようなら。