ゴシラン

走ることについて語ります

「第1回まちなかトレラン釧路大会」参加記(その4)

8時間耐久で行われた「第1回まちなかトレラン釧路大会」ソロの部。

途中撃沈しかけましたが、どうにか耐えて55km過ぎで復活し、60km地点では、まだ優勝争いを演じているという、私もビックリのまさかの展開となっています。

 

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《60〜70km》

 

「優勝争い」という言葉に気をよくしたのか、63kmまではキロ5分台で走れています。

今何位なのか、優勝ラインはどこなのかはわからないが、とにかく今できることをやり、今できる範囲のスピードで進んで行きましょう。

 

そして、40周目(=64km)を終えます。

大時計を見ると、残り時間は1時間45分。

 

テントで補給しながら、こっからの作戦を立てましょう。

今のペースは、大体1周10分ペースです。

つーてっことは、残りが105分だから、10周はできる計算だな。

10周走って、ちょうど80kmとキリがいい。

 

じゃあ、11周はできるのか?

11周なら、105/11≒9分30秒ペースが要求されるのね。

ええと、1.6kmで9分30秒ということは、1km当たりだと約6分。

(ここは電卓使ってるので、計算ができている)

 

ここで野心のある人間でしたら、「キロ6なら行けるんじゃね!」と気持ちペースを上げていくと思うのですが、あくまで「入賞」ではなく「80km」にこだわった私は安全策を取ることにしました。

今まで通り、1周10分ちょっと超えるぐらいのペースを保って、確実に残り10周、トータルで80km走り切ることにしましょう。

下手にペース上げて潰れたくないという、私の小心なところがここで出てしまいました。

 

これがよい判断だったか、悪い判断だったかは、今となってはわかりません。

ただ、私の性格上「他人との争い」よりも「数字にこだわる自分との戦い」を選んだのは、自分らしい判断だったなと。

今までマラソン大会で順位なんて考えたこともなかったからなあ。

つい咄嗟のところで、普段通りに「距離や時間」をモノサシにしてしまいますな。

 

「あと10周でやめる!」と決めてしまうと、それが走りにも反映されてしまいますね。

人間、自分で「ここまで」と目標を設定してしまうと、そっから上には行けなくなるものなのです。

自分ではペースを意識的に落としたつもりはなかったのですが、66kmからはキロ6分を超えるダラダラペースとなってしまいました。

 

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《70〜80km》

 

ウルトラマラソンは「諸行無常」です。

 

せっかく55km過ぎで奇跡の復活を果たしたのに、この辺りから「過補給」がたたって、吐き気を催すようになりました。

約20kmの短い期間で、PIT INを5個入れたのは、摂り過ぎだったかもしれません。

PIT INは普通のエナジージェルよりも分量が多いので(私が普段使っているメダリストが45gなのに比べて、PIT INは69g)、腹に溜まる感じがありました。

 

「うわー、これまたヤバいな」とは思ったが、気になるのは吐き気だけで、脚や心肺、そして脳みそには余裕があったので、吐き気さえ収まればなんとかなるだろうと、気持ちペースを抑え、腹が揺れないようにそろりそろりと走りました。

 

なんかの本に書いてありましたが、「ここが痛い」とか「ここが気持ち悪い」と思ったら、「ここじゃない元気な部分」を意識すると、「あ、まだ大丈夫」と思えるかもしれません。

例えば、右足が痛くなったら、「よしよし、まだ左足は大丈夫だ。左足君ありがとう」と、痛くない方に意識を向けるということです。

 

吐き気が出てきてから、3周ぐらいしたら、どうにか収まりました。

ウルトラマラソンは「諸行無常」。

いいことも悪いことも永遠に続くわけではないのです。

脚はかなり疲労しているが、80kmまでなら持ちそうです。

気がつけば日はすっかり西の方に傾き、気温が下がってきたのか、チームの部のランナーの方はウインドブレーカーを着て走っている人も出てきています。

「ああ、俺、8時間近くもこんなことやってきたのか。変態だなあ」と、自分自身に呆れ返り、感動する私なのでありました。

 

47周目(=75.2km)を終えて、残り時間は約35分。

もう1周11分ペースでも、80kmは達成です。

残り3周、一歩一歩の感触を噛み締めながら、楽しく走っていきましょう。

 

勢いだけで駆け抜けた「キロ5分10〜20秒ペース」の最初の30km。

tomoさん(=ゲストランナー井原さん)と並走しながら「100マイルレース」に思いを寄せた夢のような時間。

脱水症状からの転倒。

ぬかるみの中を走っているようにもがき続けた40〜55km。

「優勝争いしてますよ!」と声掛けしてくださったUTMFシャツのランナーさん。

終盤、私を追い抜くたびに「ナイスラン!」と声掛けしてくださった黄色いTシャツのランナーさん。

ソロのランナーしか使わなかったであろう閑散とした給水所で、休みの日にも関わらず、長時間ボランティアをしてくださった高校生の皆さん。

見かけるたびに熱い応援を送ってくださったsharkさん。

それ以上に、周回ごとに熱い応援を送ってくださった、今までSNS上でしかやり取りのなかったYさん。この日が初対面だというのに本当にありがたかったです。

 

人間、死ぬ前に走馬灯のごとく、今までの人生の出来事を思い出すと言うが、ウルトラマラソンもゴール前になって、今までの8時間のことが妙に思い出されてしまう。

そして、その思い出の中には苦しい思い出もあったはずなのに、全てが「よかったこと」に切り替わってしまうのです。

私が死ぬ前も、「全てよかったこと」として、人生の出来事を思い返すのだろうか?

ウルトラマラソンはひょっとしたら人生の縮図なのかもしれない。

 

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15時55分。

 

ゲストランナーのtomoさんからちょっと遅れたところで、ゲートをくぐり、無事に最低目標であった80kmを走り切ったのでありました。

 

ただ、残念なことに、ガーミンの表示は「79.4km」と80km行ってなかったんだわな。

そんなわけで、ゴールの余韻も味わうことなしに、ガーミンが80kmピッタリを指すまで、無駄に会場周辺を走り回っていた私なのでありました。

 

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(次回、反省会につづく)

「第1回まちなかトレラン釧路大会」参加記(その3)

ぶっちゃけた話すると、マラソン大会のレースレポって、「絶好調でゴールまで問題なく自己ベストで駆け抜けることができました」ってのを読んでもあんまり面白くないよね。

読んでる方としては、撃沈してやられているレポートの方が、マラソンの過酷さがひしひしと伝わってきて面白いと思うんです。「あー、わかるわかる」って感じで(性格悪い)。

 

ということで、「まちなかトレラン」レースレポ、こっからお楽しみの「沈没編」に入ります。

 

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《40〜50km》

 

兆候は38kmぐらいのところからあったのですよ。

「なんか小指の辺りがしびれて感覚がないな」と。

 

そういや、去年のサロマや北オホーツク100kmのウルトラマラソンに参加したときも、同じような症状が見られたな。

でも、あんときは70km過ぎたぐらいで小指のしびれが出てきたはずなんで、この段階で出てくるのはいくらなんでも早すぎる。

 

むむ、これは認めたくないが、脱水症状なのか?

気温が15度以下と低いから、そんなに汗はかいていないだろうと甘いことを考えていたのだが、日差しは燦々と照りつけているし、実は思った以上に消耗しているのかもしれん。

 

とりあえず、応急処置として、1周ごとにマメに給水を取ったり、体内のナトリウムも失われてるんだろうなと、塩タブもガリガリかじりながら回復を待ちます。

 

しかし、ペースはどんどん落ちて行く。

序盤のキロ5分10〜20秒の快調なペースから、キロ6分が精一杯というところまでになってきた。

ぐぬぬぬぬ。

 

フルマラソン通過タイムが3時間55分。

どうにかサブフォーペースではあるが、明らかに35km過ぎからはグダグダになっている。

でもって、水分は摂っているはずなのだが、妙に頭もボーッとしてきた。

これは脱水だけではなく、低血糖症も入っているのか?

段々ふらつきを感じるようになってきた。

 

そして私は、なんでこんなところで転ぶの?ってところでゴーカイにコケた。

大げさな表現をすると、体が前に5mぐらい吹っ飛んだような感覚があった。

幸い、柔らかい土と芝生の道だったので、衝撃は少なく、左の手のひらを軽く擦りむいたぐらいであったが、転んだ瞬間一体何が起きているのか自分でもよくわかんない状態であった。

うーん、ここはどこ?私は誰?

 

とりあえず、ここは「まちなかトレラン」の会場で、私の名前もすんなり頭に浮かんだので、多分大丈夫なんだろう。

 

そして、私は心の中で笑った。

 

ふふ…

 

ふふふふ……

 

面白れえじゃないか!体が思うように動かなくなってからがウルトラよ!これを楽しむために、今日は参加したんだろ!

 

私はキレた。

しかし、ただキレただけでは問題は解決しない。

確かに苦しいときはバカになることで解決することもあるのだが、まず「今ここで何をすべきか」を、冷静な方の頭で判断しなければならない。

 

ここで、今私が置かれている状況を整理しよう。

 

1.小指のしびれがある。

2.頭がボーッとしている。

3.ガーミン測定の心拍数は150オーバーと、やや高め。

4.脚自体はまだ元気。

5.吐き気もなく補給食は食べられる。

 

ということで、0.5秒で出した結論が以下の通り。

 

1.水を飲め。

2.食え。

3.ペースを落として心拍数を下げろ。

4.脚は終わってないんだから、歩くな。走っていれば必ずそのうちいいことがある。

 

こっからは2〜3周毎にガッツリ補給を摂った。

ペースが気にならないように、ガーミンの表示は心拍数だけが表示されるようにした。

それでも、周回毎に大時計を見るたびに、ペースが序盤の「一周8分半〜9分ペース」から「10分ペース」に落ちていることはわかったのだがな。

わかったところで、これ以上ペースを上げられるわけではなかったが。

 

どうにか31周目(49.6km)終了。

 

ここで第一次限界がやってきた。

トイレタイムも含めて、ガッツリ休憩を取る必要があるようだ。

 

トイレを済ませ、待機テントに戻り、クイズダービーで「はらたいらさんに全部」という勢いで、早くも切り札「レッドブル」を投入した。

レッドブルの他にもジェルを摂って、50km以降も戦えるようにしていこうじゃありませんか。

結局、49〜50kmのラップは10分以上かかってしまいました。

これが今後の展開にどう出るのか?

 

 

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休憩が増えて、豪快に撃沈が始まりつつある40〜50kmのラップタイム。

 

《50〜60km》

 

50km〜55kmぐらいが精神的に最悪でしたな。

 

「あー、井原さんに80km目指すなんて大口叩いたけど、これ無理じゃね」

「ランパンの中に忍ばせている仕事用の携帯鳴らねえかな。鳴ったら仕事を言い訳にプライドが傷つくことなくリタイアできる」

「これ、あと3時間以上も続くのか。こんな日曜のいい天気の日に、俺何やってんだろ?」

 

頭がぐるぐるネガティブな考えに支配されつつあるが、実はもう一方の冷静な方の頭ではわかっていたのです。

 

「心拍数を落として、ペースは落としてもいいが、ピッチだけは下げるな。下げると一気にリズムが狂って駄目になるぞ。」

「先のことは考えるな。今できる範囲で一歩一歩前に進め。」

「ウルトラはフルと違って動き続ければ絶対に復活する!!歩いたらおしまいだ。どんなペースでもいいから走れ!」

 

50km〜53kmぐらいは、私の脳の中で、ネガティブな思考と冷静な頭の割合が8対2ぐらいでしたが、徐々に割合が、7対3、6対4、5対5……と、冷静な頭がよみがえってきます。

 

そして、55km過ぎで、突然その瞬間はやってきました。

 

あ、行ける!

 

40km過ぎからボーッとして、霞がかかっていた脳みそが、一気にシャープになりました。

これだ!これがウルトラの醍醐味なんだ。

復活があるからウルトラはやめられねえ!

この「行ける!」って思考には全く根拠はないんですが、どういうわけかここで80kmは行けると確信しました。

ラソンの中で大事なことは「根拠のない自信」なのです。

 

復活してからもペースはキロ6分が精一杯レベルなのですが、どういうわけかこっから落ちる気は全くしませんでした。

序盤とは全くスピードは違いますが「第二次ランニングハイ」という奴なのでしょうか?

 

そして、60km手前辺りで水色のUTMFのTシャツを着たソロの参加者が、私を抜くときに声をかけます。

 

「今、優勝争いしてますよ。頑張りましょう!」

 

声をかけられた瞬間、「え、何言ってるのこの人?意味わからないんですけど」と思ったが、序盤の貯金がかなりあったのだろう。

 

この大会、途中経過がゲート付近でアナウンスされたり、速報サイトでスマホを使って順位を確認できるようになっています。

(私はアナウンスを聞いたり、スマホをチェックする余裕など全く無かった)

にしても、競技中にライバルを相手にこういうことがすんなり言えるのはあっぱれにも程があります。

私は完全にヘロヘロで自分しか見えていない状態だったが、彼はまだ人のゼッケン番号を確認して、励ましの声をかける余裕があるんだなあ。

いや、本当は彼もいっぱいいっぱいなのかもしれないけど、その中でも人を気遣い、励ますことのできる優れた人間性がにじみ出ているのかもしれない。

 

「撃沈レースレポが大好き!」なんて言っている自分が心底恥ずかしいと思った、さわやかなUTMFシャツランナーの登場なのでありました。

私もこういうランナーになりたい。

 

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55kmまで潰れかけたけど、どうにかキロ5分台まで復活してきた。

残り20km、なんとか目指してやろうじゃありませんか!「初代王者」を。

 

(つづく)

「第1回まちなかトレラン釧路大会」参加記(その2)

10/25(日)、私は釧路市内で開催された「第1回まちなかトレラン」の個人の部に参加し、8時間ひたすら1周1マイル(=1.6km)のトレイルを走る羽目になったのでした。

 

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《スタート前》

 

レース開始が朝の8時ということで、4時間前の4時に起床しました。

普段は朝飯を食べない私であるが、さすがに「腹が減っては戦ができぬ」ということで、「サンドイッチ+カステラ+オレンジジュース」の朝食を摂ります。

なんか、米とか餅とかの方が馬力が出そうな気がするが、ずーっとマラソン大会の朝食はこのルーチンでやってきたので、なかなか変えられない。

 

体重を測定しましょう。

前日にアホみたいに食いまくった効果があって、前日比+2.2kgの54.7kg。

カーボローディング込みでのこの体重は理想的です。

ま、結論から先に言うと、この増えた分は一日にして帳消しになったわけだがな。

恐るべし8時間走。

逆に言えば、8時間走ってもたった2kgしか減らんのかという見方もできるわけだが。

 

色々準備して、6時に出発。

会場は家から車で10分と、近くて移動が楽チンでいいですな。

早めに行かんと、駐車場停めるとこないんじゃないかなという心配は杞憂で、私が到着したときはガラガラでありました。

大きな大会だと、車を停める場所に誘導されるまでも一苦労することがあるわけで、ローカル大会バンザイ!ですな。

 

ここまで来たら、あとは受付とか開会式で外にちょっと出る他は、車の中でヌクヌクと待機ができ、スタートまでリラックスした時間を過ごすことができました。

会場と駐車場が同じ敷地内にあるのは本当に楽で良い。

 

《スタート〜10km》

 

スタート30分前に「アミノバイタルパーフェクトエネルギー」と足攣り予防サプリ「2RUN」を投入し、5分前にスタート地点に並びます。

人数が少ないレースですと、ゆるい感じで、ピリピリしていなくていいですな。

ゼッケン番号順に整列して、スタートのときを待ちます。

 

10秒前、9、8、7、6………。

 

バーン!

 

号砲のもと、勢いよく飛び出したと言いたいところですが、今回のレースは「密」を避けるために3秒毎のウェーブスタートとなっています。

号砲から30秒ぐらいしてから、チップをセンサーにタッチしてスタートと。

この「センサーにタッチ」が周回を追うごとに面倒になってくるわけですが、まずは「ブオーン」というセンサー音がきちんと鳴ったことに安心して駆け出していきましょう。

 

スタート時、センサーにタッチすることに気を取られていたあまり、ガーミンのスタートボタンを押し忘れるという失態を犯すが、まあ、長丁場だし、そんなに気にすることもないだろう。

むしろ300mぐらいのところで気づいてよかったですわ。

 

イマイチペース感覚がわからないが、まずは鼻呼吸で行けるペースでゆるゆると進みましょう。

最初の800mぐらいは向かい風で、余計にペース感覚がわからんかったですね。

 

後からスタートした「チームの部」の速いランナーが、サブスリー以上のペースでギュイーンと抜かしていくが、そこは気にしない。

コース幅は十分にあり、抜いたり抜かれたりはそんなにストレスがかからなかったです。

途中、個人の部に参加のランナーさんから「ブログ見てますよ」というありがたいお言葉をいただいたりして、無事一周目終了。

 

ゲートにある大時計を見ると、9分ちょっとで走っているので、まあ、そんなに悪いペースじゃないかなと。

最も算数の弱い私は、1マイルで9分がキロ何分なのか計算できなかったわけですが、少なくともキロ6分は切っていることがわかるので、このペースをキープする方針で行きましょう。

 

3周目が終わったところで、鼻呼吸オンリーから、口呼吸を解禁。

お、呼吸が楽になって、これは気持ちよく走れるぞ!

楽なペースで行けるところまで行っちゃいましょう。

 

ガーミンは基本見ないで走りましたが、周回ごとに大時計を見ると、序盤は「一周8分半〜9分」ぐらいのペースで進んでおりました。

しつこいようですが、これがキロ何分か瞬時に計算できないところが、私の頭の弱いところであって、今冷静に考えれば、これは明らかに速すぎるペースであった。

 

ガーミンの走行ログはこんな感じ。

 

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《10〜20km》

 

段々同じところをぐるぐる回ってくることに飽きてきますが、この辺りから「ランナーズハイ」になってきたのか、このペースでどこまでも走り続けられるような気がして、脳から「幸せホルモン」が分泌されてきます。

もちろん「このペースでどこまでも行ける」ってのは脳の錯覚で、いつも騙されて、最後の方には痛い目を見ることになるわけなのだが、学習機能のない私は、すっかり「幸せホルモン」の世界に入り浸り、甘美な世界を堪能していました。

 

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15kmのラップが8分近くかかってますが、これはトイレ休憩+給水のため。

「カーボローディングもバッチリだし、身体は全然元気だし、食べなくても大丈夫だろう」と、ここまでは水分以外の補給は摂らなかったわけですが、これが後になって泣きを見る展開になろうとは、このときみじんも思っていなかったわけであります。

 

《20〜30km》

 

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相変わらず「キロ5分10〜20秒ペース」で、ガンガン押していきます。

23kmでキロ8分近くになっているのはトイレ休憩+補給のため。

ここでようやくジェルで100kcalぐらい入れたわけだが、今思えば30kmまでの補食がこれだけってのは明らかに無謀であった。

 

《30〜40km》

 

30kmを超えた辺りで、髭面のおっさんランナーが近づいてきて、私に話しかけてきました。

 

「いいペースで走ってますね」

 

ん、何なんだこの人はと、一瞬いぶかしげに思ったが、おお、なんと今回のゲストランナーの井原知一さんではありませんか!

 

「ペースが安定してますよ」

「ウルトラ得意でしょ」

「ウルトラ向きのいい走り方していますよ」

 

などと、お褒めのお言葉をいただき、ワタクシ、天にも舞い上がる気分でありました。

だって、100マイルのトレイルレースを何回も完走されている、あのプロレーサーの井原さんが言っているのですよ!

(と、ずっと前から井原さんを知っているような書き方をしているが、実はレースに申し込むまでは、井原さんの存在を知りませんでした。色々調べて「すごい人」だということを最近知ったわけです)

 

ワタクシ、根が子供なもので、「褒められて育つ子」なのです。

もうすっかりその気になっちゃいましたね。

例えて言うなら、プロ野球選手が行う小学生向けの野球教室で、プロ選手に褒められた小学生の気分でありました。

「俺、プロに褒められたし、将来プロ行けんじゃね?」みたいな。

 

つい、ワタクシ、気分が大きくなって言っちゃいましたね。

 

「将来、100マイルレース目指してるんです!行けますか?」

 

井原さん

 

「行けますよ!(即答)」

 

ジージージーン(感動している)

 

「今日は50マイルを目指しています」

「今の調子なら行けますよ。頑張りましょう!」

 

と、夢のような井原さんとのひとときを過ごした、少年の心を持つゴッシー中年なのであった。

子供の頃、こういう指導者がいたら、もっと体育の時間が好きになってたのになあ(わたしゃ、子供のころは運動会はビリばっかりで、跳び箱も縄跳びも満足にできず、本当に体育の時間が苦痛でありました)。

 

 

さて、井原さんと会話をしていたときは、心身ともに絶好調の私なのでありましたが、35km過ぎから、早くも緩やかに失速が始まったのであった。

 

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※ 40kmのタイムは補給時間込み

 

くーっ、まだフルも走ってないのに、もう失速が始まったのか。

確かに心拍数見ると150超えてる状態でずっと走っているし、気温は低いけど、太陽は燦々と照りつけ、自分が思っているよりは消耗しているのかもしれない。

 

夢のような快走ペースは終わり、こっから「ウルトラ」の醍醐味を嫌と言うほど味わうのでありました。

 

(つづく)

「第1回まちなかトレラン釧路大会」参加記(その1)

久々のレースレポです。

 

ここしばらく、自分でレースレポを書いていないのはもちろん、他人のレースレポもあまり読む機会がないので、「レースレポってどうやって書けばいいんだっけ?」状態ですが、あまり深く考えず思ったことをテキトーに書いていきます。

 

《レース概要》

・一周1.6km(=1マイル)のコースを8時間で何周できるかということを「個人の部」と「チームの部(2〜5人)」で争います。

・コースはアスファルト部分のない「完全トレイル」です。アップダウンはほとんどありませんが、段差やぬかるんだ「泥んこトラップ」が仕組まれています。

・8時間を超えた部分の周回はカウントされません。わかりやすく言うと、7時間55分で50周目を終え、8時間5分で51周目を走り切ったとしても、51周目はカウントされないということです。

・計測は手首につけた計測チップを、ゲートにある計測センサーにタッチして、周回数をカウントします。

・「じゃあ、ゲートくぐるときに、センサーに連打でタッチすれば、無限に周回カウントできるんじゃね?」とズルい人は考えるかもしれませんが、「センサーに1回タッチしてから5分以内のタッチは無効」に設定されていますので、そういうセコイ戦法は使えません。

・「じゃあ、5分以内で一周する人がいたらどうするんだ?」という人もいるかもしれませんが、そういうひねくれた考えを持つ人は、お兄さんは嫌いです。5分以内で1マイルを走れるような人は「まちなかトレラン」ではなく、もっと参加するのにふさわしいレースがあるはずです。

・スタートは「密」を避けるために、3秒毎のウェーブスタートです。スタート時も計測センサーにチップをタッチする形で、スタートの時間が記録されます。「タッチした時間から8時間は有効」ということで、スタート時間がバラバラになっても公平さは保たれます。

・補給はコース上に二箇所、オフシャルの給水所がある他に、受付でアホみたいな量の水とスポーツドリンクがもらえ、それを各自の待機テントに置くことができます。

・水とスポーツドリンクはアホみたいにもらえますが、その他の補給食は、バナナ、みかん、アミノバイタルゼリーの赤いやつなど、8時間を走り切るには全然足りませんので、各自であらかじめ準備しておく必要があります。

・このご時世なので、走っている時間以外はマスク着用のこと。ソロで参加している人にはあんまり関係ないかもしれないが。

・トイレはスポーツクラブ「T-spo」内のものを使用。あと、風呂もジムの中のを使っていいってことになっていたけど、レース中にのんびり風呂に入っていた人はいたのだろうか?

 

《レース戦略》

・基本的にキロ5分半〜6分のペースで粘れるだけ粘る。

・チームの部でガチに走っている人のスピードにつられないように、最初の3周は「鼻呼吸ラン」で、ゆったりと心拍数を上げないようにして、ペースを作る予定。

・補給は厳密に「何キロ地点でこれ」という風には決めずに、取りたいときにテキトーに。

・補給食の内容は「塩タブ」「アミノバイタルゼリーの赤いの(2個)」「PIT IN(5個)」「メダリスト(2個、1つはカフェイン入りのもの)」など。固形食は後半食えなくなるのわかってるので用意せず。

 

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・レース30分前に、足攣り予防サプリ「2RUN」を投入。あと、レース中も適宜追加投入予定。

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レース戦略っつーよりは、ジェルとサプリの紹介になってしまったような気がするが、ま、いいか。

 

《服装》

・風が強いので、通常のランニングキャップでは風で飛ばされると思い、ゴムでがっちり固定されて強風でも飛ばないサイクルキャップを採用(自転車雑誌の付録)

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Zoffのサングラス

・SEVのネックレス(多分、効果はほとんどないと思うが、おまじない代わり)

・Tシャツだけだと脇とか擦れるのが嫌なので、Tシャツの下にコンプレッションウェアである「アンダーアーマーヒートギア」

・NORTHFACEのポケットがたくさんあるランパン

ZAMSTのゲーター

・5本指のランニングソックス

・シューズは、試走の段階で、底のつるつるな「ズームフライ3」では滑ると思い、適度に底がイボイボになっている「ペガサス37」を採用

・足首に「ニューハレXテープ」

 

・膝に「ニューハレVテープ」(私は膝に不安をかかえていなかったので、いらんと思ったが、トレラン雑誌に出てくるトレイルランナーは、膝にテーピングをしている人ばっかりなので、あえてテーピングした方がそれっぽく見えるかなという見た目の問題)

 

・ゼッケンベルト(これもいらんと思うのだが、トレイル雑誌に出てくるトレイルランナーは、ゼッケンベルトをしている人が多いので…(以下略))

 

 

いかん、予想はしていたことだが、レース準備段階のことだけですでに2000字を超えてしまったではないか。
ということで、まだ1mmも走り出していないわけでありますが、本格的なレースレポは明日以降に持ち越すことにいたします。

 

さようなら。

【速報】第1回まちなかトレラン釧路大会結果

本日の釧路は、若干風は強かったですが、太陽が燦々と輝き、気温も暑くもなく寒くもなくと、絶好のマラソン大会日和でした。

 

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会場は「T-spo」という、今年開設されたスポーツクラブと、日本製紙釧路工場の敷地内で行われました。

ほぼ真っ平らのコースではありましたが、路面はバラエティに富んでいて、そんなに飽きは来なかったです。

 

一周1.6km(=1マイル)のコースを8時間で何周できるかという、マラソン大会には珍しい「耐久レース」でありましたが、こういうのもたまには新鮮でいいですね。

明確なゴールがないので、やめようと思えばいつでもやめられるという意味では、普通のマラソン大会よりも精神力が必要とされるかもしれませんが。

 

えー、「初代王者」を目指すなどと、エラソーなことを言っていた私ですが、結果はこんな感じです。

 

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どうにか最低限の目標であった「80km」を達成することはできましたが、あと一歩で表彰台を逃すという詰めの甘いところが私らしくてよい。

まあ、これでいきなり入賞なんてことになったら、私の性格上、「ふふ、ウルトラマラソンなんてこんなものか。楽勝よ」と舐めてかかると思うので、こんくらいがちょうどいいんじゃないでしょうかと、ちょっと負け惜しみ。

 

こっから言い訳モードになりますが、今回の結果は走力よりも、ペース配分や補給を含めた「ウルトラマラソンレース経験の差」かなあと。

40km手前で、小指のしびれが来て、軽い脱水症状と低血糖症になったのか、フルを過ぎた辺りからふらつきを感じ、なんでもないところでゴーカイに転倒して、これヤバいかもと一瞬思いました。

そっから、休憩や補給でどうにか持ち直したのですが、今度は「過補給」で、70km手前辺りで吐き気をもよおし、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということわざが頭の中をぐるぐる回っていたのであった。

サラ金のCMではないが「補給は計画的に」が、ウルトラマラソンの重要な要素であるということを学ばせてもらいました。

 

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まあ、それでもトップとは2周差ということで、今回はよくやったのではないでしょうか。

 

とにもかくにも、コロナ禍の中でも果敢にマラソン大会を開催してくださった主催者の皆様、レース中並走しながら気さくに話しかけてくださったゲストランナーの井原知一さん、そして打ち上げのBBQで絡んでくださった釧路マラソンクラブの皆様に感謝を申し上げ、今回の結果報告を締めさせていただきます。

 

さようなら。

「第1回まちなかトレラン釧路大会」前日

んなわけで、とうとう記念すべき「第1回まちなかトレラン釧路大会」まで、残すところあと1日となりました。

 

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金曜日は久々にランオフにして、スーパー銭湯で「サウナ活動」と「台湾式足つぼマッサージ」でしっかりととのえます。

足つぼマッサージは悶絶しない程度の痛さでしっかり揉んでくれて、きっと効き目があるんじゃないかという気分にさせてくれる。

「首とお腹がよくないようなので、そこのツボを入念に押しておきました」と言われたが、残念ながら自覚症状は全く無い。

ただ、そう言われると、なんだか首周りが軽くなったような気分になるので、体の調子は70%ぐらいは気分に左右されるような気もしなくない。

ちなみに首に聞くツボは足の親指らしいです。

 

本日はまず、スポーツ用品店で、ジェル等の買い出し。

私は普段は「スポーツDEPO派」なのだが、今回のレースの協賛企業は「ゼビオスポーツ」なので、ゼビオでお買い物をすることにしました。

特に割引とかの特典があるわけじゃないのだが。

 

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ラソン大会が中止になりまくっている影響なのか、賞味期限が近づいているジェル類が投げ売りされていた。

「PIT IN」は普段使わないんだけど、せっかくなんでどんなものか試してみることにしよう。

 

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去年のサロマで「サブ10」したときと同様に、釧路を代表する洋食屋「泉屋」で、「泉屋風」という名称のスパゲティを食べる。

私は迷信深くはないが、ゲンを担ぐ人間です。

知らない人のために説明しておくと、「泉谷風」はハムと野菜と卵が適当に混ざった「塩スパゲティ」って感じ。

泉屋はミートソーススパゲディの上にカツが乗っかった「スパカツ」が有名なのだが、「泉屋風」も捨てたものではない。

レース前にスパカツのようなガツンとしたものを食うと、胃がもたれそうなので、泉屋風ぐらいでちょうどいいだろう。

 

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今朝の段階では体重52.5kgと、2日前に比べて全然増えていないので、派手にカーボローディングする必要があるだろうと、炭水化物の塊の「シベリア」に手を出します。

カステラに羊羹をサンドしたという代物で、いくら甘い物好きの私でも、これは明らかにやり過ぎだろってぐらいに甘い。

これだけ食えば、しっかり明日までには糖質が体内にガバっと貯まるであろう。

シベリアって、1個200kcalぐらいのイメージがあったが、思ったよりカロリーは低いのね。

炭水化物は鬼のようにあるが。

 

本日15:00より、レース会場が開放され、コースの下見をすることができました。

 

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スタートのゲートを見るだけで、テンションはググンと上がってきますね。

前日も忙しく準備をしてくださっている関係者の皆様には感謝の言葉しかありません。

 

明日はガチで走るので、スマホを持って写真など撮っている場合でありません。

ということで、今日のうちにコースの写真を撮っておくことにしましょう。

ひょっとしたら、これが今日下見に来れなかった方の役に立つかもしれないし。

 

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最初の300mぐらいはウッドチップと砂利が混じったような感じの道です。

路面は締まっていて、特に足を取られるようなところもないでしょう。

 

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300mぐらい過ぎてからは、土道に変わります。
昨日、派手に雨が降った割にはぬかるんでいるところもなく、走るのには支障なしというところです。

 

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コースは400mごとに表示があります。 

芝生の道は見た目よりも芝が深いかも。

 

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1000mぐらいのところにあるヘアピンカーブ。

フレッシュな状態ではなんてことはないと思うが、時間が過ぎてヨロヨロになってくると、嫌だなあと思うぐらいにはキツイかもしれない。

 

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写真ではわかりにくいですが、1200mを過ぎたところにあるここが、今回のコースの一番の「障害物」ではないでしょうか。

プログラムのコース案内図では「段差」と書かれていますが、実際は深さ30cmぐらいの「くぼみ」という表現の方が適切かな。

何も考えずに勢いでエイヤッと進むと、グキッと捻挫してしまう注意すべきポイントだと思います。

特に終盤、脚が売り切れているときには。

 

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雨上がりの割には全体的に締まっているコースコンディションでしたが、1400mぐらいのところに「ぬかるみポイント」がありました。

明日までにどのくらい水が引くかわかりませんが、レース本番では、コースの荒れてくる中盤以降に、とんでもない泥だらけの世界が待っているのかもしれません。

 

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待機用のテントも用意されていて、正にいたれりつくせりといった感じですね。

明日は主催者の皆様のおかげで、思いっきり走ることに専念できそうです。

 

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試走後は、道東を代表するカレーショップ「インデアン」(インディアンではない)で、「インデアンカレー(462円)」と、私が常習的に飲んでいる炭酸飲料「ドクターペッパー」で、カーボローディングにとどめを刺します。

これで明日はエネルギー満タンで8時間走り続けられること間違いなし!

 

明日の天気予報はこんな感じです。

 

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天気は素晴らしくよく、気温も15度ぐらいと申し分ないのですが、風はめっちゃ強いですね。

「キロ○分」と数字でペースを意識すると、風に左右されてペースが乱高下してつぶれそうなので、風とは関係なく、一定の出力で淡々と走り続けたいものです。

向かい風区間では「キロ7上等!」ぐらいのゆるい感じでいいのではないでしょうか。

あと、今日の試走の感じでは西日がかなりキツイので、サングラスは必須装備だと思います。

 

まあ、明日はどんな感じになるのかはよくわかりませんが、自分なりに準備はしっかりやってきたつもりですので、なりゆきに任せるしかないですね。

レット・イット・ビー、ケセラセラの精神です。

 

最後に、私の愛読書「Joy 喜び(OSHO)」からの引用

 

Joy 喜び (海外文学)

Joy 喜び (海外文学)

  • 作者:OSHO
  • 発売日: 2013/10/01
  • メディア: 単行本
 

  

”あなたが負けようが勝とうが、それは重要なことではない。たったひとつ重要なことは、そして、それはいつもそうであったことだが、あなたがそのゲームをいかに演じたかということだ。あなたは楽しんだかね?ーーーゲームそのものを。そのとき、すべての瞬間が喜びの瞬間になる。”

 

明日、結果云々よりも、多くの喜びを見出していきたいものです。

 

さようなら。

「第1回まちなかトレラン釧路大会」まであと3日

コロナが暴れまくってるおかげで、「もう今年は地元でレースは開催されないんじゃないか」と半分あきらめかけてたところに、ハレー彗星のごとくふっと現れた「第1回まちなかトレラン釧路大会」という企画。

やはりレースがあると、やる気がぐぐんと150%はアップするものです。

 

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大会プログラムも届いて、気分は高まっていきます。

参加者名簿を見ると、私が参加する個人の部で23名がエントリーしています。

このくらいの規模だったら、「初代王者」は無理にしても、展開次第では表彰台も狙えるのではないか?

もし上位入賞なんかして、地元の新聞社にインタビューなんかされたらなんて答えようかしらなどと、走る前からおめでたいことを考えている私です。

 

今日の朝ランで、いきなり左スネが痛み出し、「うわ!これは疲労骨折か?」などと大げさに心配したのであるが、2kmぐらい走ったらなんともなくなったし、夕方ランでも痛みはなかったので、きっと大丈夫だろう。

多分。

 

明日は一日中雨ということもあり、ランオフにして、スーパー銭湯やマッサージでしっかりと体を整えたいと思います。

 

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当初、ホームページで発表されたときは「一周2km」のコースだったはずだが、プログラムでは「一周1マイル(1.6km)」に修正されていた。

100マイルは無理だが、せめて50マイルぐらいを目標としていこう。

キロ5分半〜6分ペースで、淡々と8時間粘り切りたいものです。

 

「水・スポーツ飲料・果物・パン等は、受付後各自に配置予定です」の意味がわかりずらいのだが、多分、「補給は各自で用意して、指定のテーブルの上に置いてね」ってことでいいのかな?

この「感染防止」が叫ばれているご時世、オフィシャルからエイド食が出るということも考えにくいし、きっとセルフスタイルなのだろう。

まあ、これはこれで、私にとっては全く影響がないので問題なし。

ただ、密集したテーブルの中で、自分のボトルなり補給食がスムーズに取れるのだろうかという懸念はあるが。

 

ありがたいことに、土曜日の15:00〜16:00にコースの下見ができるので、走れるのであれば、ひゃらっと二周ぐらい走ってみようと思います。

 

チェックポイントとしては

 

・コース幅(個人の部チームの部含めて50名ぐらいが一斉に走る中、追い抜きがストレスなくできるのか)

・路面状態(どのくらい滑るのか。シューズはペガサス37でいいのか。それともズームフライ3でも行けるのか)

・段差、橋の形状(走るのにどのくらい支障があるのか)

 

ってとこですかね。

地元の利をいかして、入念にコースをチェックしていこうと思います。

もし、下見のときにスタッフの方がいたら、補給についても聞いておきたいところ。

 

 

大会に向けての走り込みは今日でおしまい。

土曜日までは「カーボローディング」と称して、今まで節制した分、しっかりエネルギーを蓄えて本番に臨みたいと思います。

ちなみに去年の「作.AC真駒内ラソン」前の体重57.0kgに比べ、今日の朝の体重は52.5kgと、この一年でかなり絞ってきました。

この体重でフルマラソンを走ってみたかったなという思いもありますが、まずは日曜日のレースで、体重を減らすことはフルマラソンだけではなく、ウルトラマラソンでも効果があるのかということを実証していきたいと思います。

 

まあ、グダグダ言ってきましたが、まずは打ち上げのBBQも含めて、「まちかどトレラン」を徹底的に楽しもうではないか!

そして、このレースをきっかけに、私の「本格的トレラン」そして「100マイル」への扉が開かれるのであった(あーあー、そうやって余計なことを言うんだから)。

 

さようなら。