昨日に引き続き、今日もロードバイクで遊ぶことにしましょう。
北の大地では自転車に乗れる期間は限られるので、乗れるうちに乗っとかないとね。
ここは半年前にもクロスバイクで走ったところですね。
今日も天気はよかったのであるが、昨日に引き続き風の強い一日でしたね。
昨日よりもアップダウンの激しい道を、えっちらおっちらと進みます。
まずは標高100mぐらい上って、高山のパーキングエリアから釧路市街を見下ろします。
ここは釧路の夜景スポットでもあります。
で、高山から下り基調で進んで、昆布森の集落へと。
こっから先は20km以上補給スポットがないので、水分等の補給はここで済ませときましょう。
昆布森の集落を過ぎたら、標高差にして150mぐらいを一気に上っていきます。
この坂が本日のコースで一番つらいところ。
ただ、この坂を上ったらこれで終わりということはなく、こっからアップダウンの波状攻撃に入ります。
風が強いのもあって、すっかり消耗してしまいましたな。
昨日同様、眠気が出て身体に力が入らなくなり、軽いハンガーノックにかかってしまったようです。
とは言え、さっきも書いたように補給スポットゼロの区間なので、できるだけギアを軽くして、これ以上消耗しないように淡々とペダルを回すことに専念します。
基本、アップダウンと強風でキツかったのですが、こういう景色がパッと眼の前に広がると「報われた」って気分になりますね。
自転車人は食料や飲み物だけではなく、景色を燃料として動くこともできるのです。
これが最後の上り坂。
なけなしの力を振り絞っていきましょう。
尚、この写真を撮影した直後に、強風で自転車が倒れた模様。
「北太平洋シーサイドライン」と銘打っておきながら、海が見えるスポットはあんまりないんだよね。
ただ、山道の合間にひょっこり現れる太平洋は、天気がいいときは本当に美しい。
霧のときは何にも見えないただのおっかない道だけどね。
42.2km地点通過。
タイムは2時間6分以上かかり、キプチョゲや大迫がフルマラソンを走るよりも遅いという事実に愕然とする。
まあ、逆に言えば、私レベルの人間でも自転車を使えば、トップランナーレベルのスピードで走れるという見方もできるわけだが。
すっかりヘロヘロになりながら、50km地点の尾幌セブンイレブンで燃料を補給し、尾幌駅の中でゆっくりと食べます。
恐らく、私が今までの人生で食ったサーターアンダギーの中で、今日が一番うまかった。
沖縄旅行に行ったとき食ったのよりも300倍はうまかった。
空腹は最大の調味料というのは不変の事実である。
このままJR輪行で釧路まで帰りたい気持ちもあったが、次の列車まで3時間半待ちという驚愕の事実が発覚し、大人しく自転車で帰ることにします。
と言うか、それ以前に輪行袋を持ってきていないという話もあったが。
さようなら、尾幌駅。
尾幌からは身体のエネルギーが復活し、淡々と国道44号線を単純作業のように進んでいきます。
エナジードリンクの力は偉大なり。
風もこっからはちょっと落ち着いてきましたね。
国道44号線は路肩が狭くて荒れていて、しかもそこそこ交通量が多く、あんまりサイクリングに向いていないのね。
とは言え、アップダウンの激しい「北太平洋シーサイドライン」を戻る体力も気力もなかったので、我慢して進むしかないですね。
道東地方も、サイクルラックが置かれるところがちらほら目につくようになり、「サイクルツーリズムに力を入れてまっせ」というポーズを取っていますが、まずはガタガタの路肩を改善して、安全に自転車が走れるハード面の整備の方が大事なのではないかなと。
まあ、こういうのはお遊びで自転車に乗っている個人がどうこう言ったところで、どうにかなる問題でもないわけだがね。
本日の走行距離は80km、総上昇量は943mと昨日の倍ぐらいありましたな。
もうちょい緩いコースでもよかったのかもしれないが、徐々に坂にも強くなっていかんとな。
一体自転車で何を目指しているのか、自分でもよくわかっていないが。
尚、平均速度は半年前クロスバイクで走ったときと、ほとんど変わらなかった模様。
なんのためにロードバイクを買ったのかと。
2日間ランニングの代わりにロードバイクに乗って、首や肩周りはパキパキであるが、脚はほどよく休ませることができたのではないでしょうか。
明日からは怒涛の「100マイルランウィーク」にする予定ですので、今日はさっさと休むことにします。
さようなら。