唐突であるが、私は生活力が低い。
時代が時代なら発達障害の診断を受けるんじゃないかと思うぐらいに、普通の人ができる当たり前のことができない。
前にもこのブログにチラッと書いたが、私は風呂掃除が大嫌いすぎる。
自室の風呂場を使うときは眼鏡を外すので、裸眼で視力0.1以下の私は、風呂の汚れに全然気づかず、別に掃除しなくてええやんと、ずーっと放置状態にしてしまう。
で、眼鏡をかけて改めて風呂場を見ると「なんじゃこりゃ!」状態になっていることしばしばなのであった。
あるときは、シャワーを流すと床が洪水状態になり、「なんかおかしいな」と数ヶ月放置していた排水溝を見てみると、ここでは書けないような状態になっていて、半分泣きながらこびりついている髪の毛の塊などを剥がすのであった。
んなわけで、去年新居に引っ越したとき誓ったことは「風呂場を汚さない」ということで、基本4時起きで24時間ジムに行き、そこでシャワーを済ますことによって、風呂場を一切使うことなく、キレイな状態を保っているのであった。
私の早朝ジム習慣は、風呂掃除ができないことと、ランニングのトレーニングを継続させるための苦肉の策なのである。
多分、こういう「オール・オア・ナッシング」な性格が、私の難あるメンタルに結びついているのだろう。
そんな「普通のことができない」私に合うライフスタイルを模索しているうちに、以下の一冊の本に出会った。
この本の筆者も、私以上に極端な性格なようで「これはちょっと」と、私でもドン引きしてしまうようなことも書かれていたが、「できないことは自分を変えるのではなく、自分でしなくてすむように道具やシステムを変えて対応する」という考え方には共感する。
もう50も近くなって自分を変えようとするのは困難なので、生きにくい自分を受け入れながら、どうにかやっていくしかないよね。
で、本の中で、私にとってピンと来たのは以下のことである。
野菜は日持ちするものを常備せよ。
人参、じゃがいも、玉ねぎは切らさないようにせよ。
なるほどなるほど、葉物の野菜はすぐダメになるからな。
じゃあ、人参、じゃがいも、玉ねぎを使う料理は何よ?と、調べているうちに、以下の魅力的なツイートに出会ってしまった。
ルー入れればカレーに、コンソメ入れればポトフに、味噌を入れれば豚汁になるこの鍋のことを「イーブイ」と言うらしい。 pic.twitter.com/CoAXoL9zG1
— 猫メガネ (@nyan_megane) 2022年2月10日
おー、これを作り続けて、味付けだけを変えればバラエティに富んだ食生活を送れるではないか!と、早速真似することにした。
電気圧力鍋に食材をぶち込んで3日分の飯を作り、これをローテーションで食い続ければ「何を食べようか?」という人間永遠の悩みから解放される。
以下の6本柱で、飽きるまで同じものを食べ続けていこうではないか!
・「イーブイ1」カレー
人参、じゃがいも、玉ねぎを使った一番オーソドックスな料理ですね。
「イーブイ」にカレールーを入れてできあがり。
家カレーって作った直後よりも、一晩寝かせた2日目のカレーが一番うまいよね。
・「イーブイ2」豚汁
「イーブイ」に味噌を入れれば豚汁になりますね。
味噌だけだと飽きるので、キムチの素を入れたりして、微妙に味付けを変えて遊んでいます。
・「イーブイ3」シチュー
「イーブイ」にシチューのルーを入れてできあがり。
冷凍のブロッコリーを入れて、ちょっとカレーとは違うんだぞと、変化をつけています。
・「イーブイ4」ポトフ
人参、じゃがいも、玉ねぎ、肉の組み合わせに飽きてきたところで、ソーセージを使って変化をつける作戦に出ます。
これにトマト缶をぶちまければ「ミネストローネ」っぽくもなる。
まだやったことないけど。
・「イーブイ5」ハヤシライス
カレーとシチューだけの繰り返しだと飽きそうなので、あえてちょっとマイナーな「ハヤシライス」で変化をつけてみます。
めったに食べることのないハヤシライスだが、たまに食べるとカレーとは違った味わいがあって、これはこれでいいかなと。
尚、ハヤシライスの応用編として、ビーフシチューをローテーションに入れることも考えたが、肝心のビーフがちょっとお高く予算オーバーなので却下。
(基本肉は100g42円の鶏のササミを使ってます)
・「イーブイ6」肉じゃが
「イーブイ」にマロニーちゃん、すき焼きのたれを入れて、肉じゃがの完成。
汁物ばっかりの「イーブイ」に、ちょっと変化球を加えてみます。
尚、肉じゃが、豚汁のときは奮発して100g85円の豚バラ肉を使っています。
かくして、「カレー」→「豚汁」→「シチュー」→「ポトフ」→「ハヤシライス」→「肉じゃが」という黄金のローテーションができあがりました。
日月火は「豚汁」→「ポトフ」→「肉じゃが」で回し、水木金は「カレー」→「シチュー」→「ハヤシライス」で回し、土曜日はチートデーで好きなものをテキトーに食べる。
本日でローテーションが一回りしたのであるが、めんどくさくないし、「これしか買わん」と決めてスーパーに行くので、買い物に時間がかからないし、自分で言うのもなんだがそこそこうまいし、この「イーブイ」を食べ続けるスタイルは、一時期ハマりかけた「グルテンフリー」よりもストレスなく、長続きするのではないでしょうか。
栄養的にもそんなに偏っていないでしょう。
多分。
《まとめ》
・一人暮らし男性に電気圧力鍋は必需品
・同じものを食べ続けることは、決断に迷わなくてよいので、精神衛生上よい
・メンタルに難のある人は、できるだけ日々やることをルーティン化するとよい(頭を使わないようにして、決断疲れをなくす)
恋人よこれが私の
一ヶ月の献立なのです
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ〜 ♪
さようなら。