さてさて、サロマの「オンラインチャレンジ」の話である。
このイベントは、通常参加枠の他にも「HOKA ONE ONE購入者特別枠」ってのもあるのですよね。
「17600円以上のHOKA製品を買うと、参加料無料にしまっせ」という太っ腹な企画なのである。
まあ、元の参加料が3500円とそんなに高くないんで、そこまで太っ腹じゃないと言えばそうとも言えるのであるが。
しかし、まあ「ウルトラマラソンのHOKA」と言われているメーカーではある。
独特の「厚底マシュマロクッション」は、きっと100kmの走行でも足裏を守ってくれるだろうと、淡い期待をこめて、某スポーツ量販店へと向かったのであった。
HOKAのシューズは色んな種類がありますが、代表的なのは「CLIFTON(クリフトン)」と言われる奴ですね。
先日6月1日に、新しいモデルである「CLITFON8」が出たので、どんなものか試してみようかと。
外国メーカーのHOKAのシューズは「幅狭」で日本人の足には優しくない。
私の足幅は「2Eサイズ」なのであるが、HOKAは標準サイズが「D」と、ちょっと細めなのだよね。
普段「27.0cm」のランニングシューズを履いている私であるが、CLIFTON8の27.0cmだとちょいキツイ。
しかも、幅だけではなく、つま先も余裕がない感じ。
んじゃあ、WIDEモデルを履いてみよう。
CLIFTONのWIDEモデルは「2E」と、私の足にはぴったんこのはずなのだが、実際履いてみるとガバガバですな。
これでは100kmはおろか、1kmでも使えないレベルのガバガバさである。
うーむ、HOKAのシューズは私の足に合わんのかなあと、今度は標準幅の27.5cmを履いてみたのだが、これでやっとつま先に余裕ができた感じかなあ。
でもって、どういうわけか幅もちょうどよく感じた。
HOKAのシューズは、いつものサイズよりもワンサイズ大きめでちょうどいいんじゃないかと思います。
歩いてみると、うむうむ、いい感じの柔らかさではないか。
ただちょっと、重いというかダルいと言うか、うまく言語化はできないが、「マシュマロ」ってほどの軽いクッションではないような。
これなら別に国産のもっと安いモデルでもいいのかなあと。
もっと感動的な柔らかさを期待していたので、ちょっと肩透かしを食らった感じ。
店員氏も、私のちょっとした落胆具合を感じていたようで、「他のモデルを試してみませんか?」と、更なる試着を勧めてきた。
乗りかかった船である。
別のモデルで、真のHOKAの実力を見てみようじゃないか。
で、店員氏が持ってきたシューズは「MACH(マッハ)4」というモデルで、今年の3月に発売されたものです。
サイズはCLIFTONと同様、27.5cmの標準幅でぴったんこでしたね。
では、ちょっと歩いてみましょう。
おっ!
おおっ!!!!
これは軽い!軽いっす!!!
ああ、いいねえ、このふわふわした感じ。
でもって、足を置いたとき、クッションに力が吸収されるのではなく、そのまま前に進んでいくような感じ。
「これなら100km行けるわ!」と、MACH4に一目惚れならぬ「一足惚れ」をしてしまいました。
ということで、一晩考えた結果、MACH4をお買い上げしてしまいました。
価格は17600円と、ちょうど「サロマオンラインチャレンジ無料」の対象となる値段です。
ちなみにCLIFTON8も同じ価格です。
絶対、このオンライン企画、CLIFTONかMACHを買わせるために作られた企画だろうと思うのですが、ここはメーカーの戦略に乗っかっておきましょう。
実質3500円割引で買えたと思えばいいのではないでしょうか。
重量は233gと、NIKEズームフライ3よりも20gほど軽いですね。
というか、CLIFTON8もカタログ値では250gの軽さなのだが、実際に履いてみると、圧倒的にMACH4の方が軽く感じますな。
なんでここまで違いを感じるかは不明。
踵の形状が独特ですな。
特にソール部分の真ん中が割れているところ。
これはHOKAのカーボンプレートシューズ「CARBONX2」と同様の構造になってます。
どうしてこんな構造になっているかについては、こんな素人ブログなんか読まないで、シューズに詳しい人のサイトやYouTubeを見てください。
多分、何か意味があるはずです。
踵のフィット感は、NIKEのガバガバ踵に比べると「素晴らしい」の一言です。
ASICSレベルにピタッとフィットして、長距離でも安定性が保たれるのではないでしょうか。
んなわけで、勢いでおニューのシューズを買ってしまいましたが、HOKAのシューズは「耐久性に難あり」ということなので、レースやポイント練習など、限られた場面で使用する「よそ行きシューズ」って感じになるのでしょうな。
とりあえず、次の週末のロング走でMACH4がどのくらいの実力なのかを試してみることにして、月末の「100kmオンラインチャレンジ」に投入しようかどうか決めようと思います。
さようなら。