なんか「部屋とYシャツと私」みたいなタイトルでアレですが、今回は網走で印象に残った食い物について書いていきます。
まず、「だいたいひとりオホーツク網走マラソン」で44km走った後に行った店。
レストラン ホワイトハウス。
昔ながらの洋食レストランって感じのお店です。
ショーケースに並べられた食品見本と、アンパンマンやドラえもんが、いい味出していますね。
ここで有名なメニューは「イクラ丼とステーキのセット」です。
どう考えても、こんなの一緒に食べるものじゃないだろう。
間違いなく、これは一見さん向けのメニューであり、地元の常連客はこんなもん食わんだろうと思うのだが、なんだかんだで物珍しさとブログネタのために注文してしまう私なのでありました。
所詮、洋食屋のイクラ丼などおまけ程度のものだろうと舐めていましたが、ご飯の上には溢れんばかりのイクラが乗っかっており、大変満足した私なのでありました。
ただ、やっぱりイクラ丼とステーキを交互に食べていると、だんだんイクラを食べているのかステーキを食べているのかよくわからん感じになってくるので、やっぱこういうのは同時に食うものではないなあと。
話のネタとしてはいいが、多分次来たときは、おとなしく普通の洋食メニューを頼むと思う。
ワッカまでサイクリングとランニングをした後に寄ったのが、こちらのラーメン屋。
ラーメンの味軒。
私の出身地である岩見沢では、一時期何店舗もの支店を持つ、一大勢力である有名ラーメン屋であったが、社長が亡くなってから一気に勢力が失われ、岩見沢から「味軒」という文字が消えてしまったのでありました。
(現在は、別の経営者が「岩見沢軒」という名前で、味軒を再現した店を開いているようだが)
この網走にある味軒は、かつて岩見沢味軒の親族が経営されているようで、ここに来ると古き良き岩見沢に戻った気分になります。
カレー味噌ラーメンを頼みます。
もやし、玉ねぎ、白菜がこんもり盛られているのが特徴です。
これこれ、これなんだよ!
昭和の時間にタイムスリップしたようなレトロな空間の中で、レトロなラーメンを食う。
ここのラーメンはノスタルジーも調味料なのである。
ふー、食った食った。
会計時、「私は岩見沢出身で、非常に懐かしい味でございました」と話しかけようと思ったが、岩見沢味軒は、そういうべちゃくちゃしゃべる雰囲気ではない殺伐としたラーメン屋だったので、それも違うなあと思い、「ごちそうさま」と一言残して店を出ることにした。
味軒はこれでいいのだ。
またきっと網走に来たら、私は無言でひたすらここのラーメンをすすることであろう。
マラソンの瀬古さんの「心で走る」と書かれているサイン色紙を見ながら。
(数年前、強化合宿かなんかで瀬古さんが来店されたようです)
こういう特徴的な飯屋があると、「いいなあ網走、ここに住むのも悪くないなあ。毎週のようにこういうものが食いたいものだ」と一瞬思うのであるが、こういうのはきっと、たまーに食べるからいいのであり、毎週のように食っていると間違いなく飽きるだろうなあ。
昔のグルメ番組ではないが「たまに来るならこんな店」だと思う。
だいたい旅先で行った店というのは、「一度行ったらそれでおしまい」ってことが多いのだが、この2つの店に関しては、網走に行く度に寄ってみたいものだ。
特に幼少時代岩見沢を過ごした我々世代にとっては、味軒は欠かせないものである。
岩見沢出身者よ!一度、網走の味軒をお試しあれ!
あと、ついでにホワイトハウスも。
さようなら。