ゴシラン

走ることについて語ります

「緊急事態宣言」とランニングと私

新型コロナウイルスへの対応策として、北海道独自で一足先に出された「緊急事態宣言」が、約1ヶ月遅れて首都圏を含む7都府県でも発令されました。

 

北海道在住の私は、2月の下旬に「緊急事態宣言」が出された週末は、食料買い出し以外では一歩も外に出ず、ランニングなどもってのほかという時間を過ごしたのでありますが、月日が経つにつれて気が緩んでいたところは否めません。

感染リスクを抑えるために「平日のランニングは人のいない早朝5時半まで」「外食、銭湯、温泉は行かない」などやってきましたが、休日は人のいる時間帯に、割合人通りのあるところでランニングをしたり、免疫力の低下につながるロング走やスピード練習などのポイント練習を入れ始めたりなど、徐々に感染に対する意識が低下していたような気がします。

 

自分が知らんうちに感染していて、「無症状の病原体保有者で他人に移すこと」は恐れていましたが、どこかで「私は若いから感染してもどうせ軽症だろう」と見くびっていたところはあります(ここでアラフィフは若いかどうかという問題は放っておく)。

そんなことはありません。

若くてもいきなり重症化することはあるのです。

山中教授ではありませんが「500回乗ったら1回は死亡事故を起こす自動車を運転しているつもり」で行動しなくてはいけません。

その1回は自分が死ぬだけではなく、他人を殺すこともあり得るのです。

 

「緊急事態宣言」をきっかけに、以下に書かれていることを行動指針としていきたいと思います。

 

hashirou.com

 

・グループで走らない(これについては、私は「ソロ専」なので問題ない。こういうとき友達がいないのはありがたい)。

・人のいない午前5時半までにはランニングを終わらせる。「朝ラン門限5時半」の精神で。人がいるときは2m以上スペースを空けてよける。

・免疫低下につながるポイント練習はしない。一回に走る距離は長くて15kmまで(キツイ練習をしたくない言い訳と取ることもできる)。

・風邪を引くようなリスクは極力避ける。雨の日は家で踏み台昇降でもしてろ。

 

ちょっとやり過ぎかなって気もしなくはないですが、今はランニングなんかよりも、命を守ることの方が大事です。

命あってのランニングであって、ランニングに命をかけている場合ではないのです。

 

私はアスリートと言えるような立派なものではないのですが、以下のアスリートに向けた為末大さんのメッセージが心に染み入りました。

今は「たかが」マラソン大会の中止にギャーギャー言っている場合ではありません。

まずは撤退して、大会からの距離を取りましょう。

 

tamesue.jp

 

ラソン大会でいい記録を出すことは、ランニング生活を充実させる一つの手段であって目的ではありません。

これを機会に「自分はなぜ走るのか」ということを根本的に考えるのもよろしいのではないでしょうか。

本当に走ることが好きなら、人は大会なんかなくても、ほっといたって廊下やベランダを走る生き物なのです。

私はそこまではやる気はないですがね。

 

もちろん、人の考え方は自由です。

感染者の少ない地域で、従来通りガンガントレーニングをしている人を否定するつもりは毛頭ありません。

ただ、私はそうしたいからそうするだけなのであります。

 

そんなわけで、これから私は「なぜ走るのか?」ということを考える旅に出ることにしますので、探さないでください。

 

さようなら。