ワタクシ、密かにトレランデビュー戦として、5/23開催の「カムイの杜トレイルラン」にエントリーしておりました。
5月に入って大会が近づいてきて、テンションが高まってくるかと思いきや、ゴールデンウィーク以降爆発的に増加している北海道の新型コロナ感染状況を見ると、「これ、トレランの大会なんかしてる場合じゃないだろ」と、テンションはだだ下がりになり、「どーせ中止だな」と、半分投げやりになっていました。
そんな中、昨日、大会主催者からメールが届き、「ハイハイ、中止のお知らせですね」と思いきや、まさかの「開催宣言」!
プログラムも郵送され、主催の皆様の大会にかける熱意を感じました。
なんとしても「大会開催」と「コロナ対策」を両立してやろうという心意気やよし!
ただ、心意気にはいたく感動したのですが、会場となる旭川も、札幌ほどではないが新型コロナの感染者が増えており、あえて余計なリスクを冒す必要もないなと、昨日の段階でDNSする気満々でありました。
一応、わたしゃ前にも書いたように、端くれながら「医療従事者」であるもんで、どんなことをしてでも、自分が勤務先のクラスター源になることは全力で避けなければならないのです。
でもって、17日から札幌だけではなく、石狩管内、小樽、旭川にも「まん防」が適用されるということになり、さすがに主催者も「もう無理」と思ったのでしょう。
一夜明けた今日の夕方、前日の「開催決定」から一転、正式に「緊急中止」のメールが送られてきました。
残念ではありますが、こればかりはどうしようもない。
「また大会が開催され、感染症を気にしないで思いっきり走れる日を楽しみにしようじゃないか」と、気持ちを入れ替えたいところであるが……。
「コロナがおちついたら〇〇しようね」と自分たちを励ますのはもはや末期癌の患者に「元気になったらまた〇〇しような」と言うのになんか似てる気がしてきた。
— ぐるこ(♂オス) (@16lantus) 2021年5月10日
Twitterでこんなのを見てると、もう従来通りのマラソン大会が開かれるのは金輪際未来永劫ないんじゃないかと、暗澹とした気持ちになってくるのであった。
しかし、こういうときこそ、心を強くするチャンスと前向きにとらえましょう。
私心なく、心身とも清純で何事にも適切に対処し
何事にも心配せず何事にも悩まず
結果を期待した企画や努力をしない者
このような人を私は愛する
どんな事物にも喜ばず悲しまず
こうあって欲しいと欲しくないとも思わず
吉凶禍福に超然として心動かさぬ者
このような人を私は愛する
(神の詩 バガヴァッド・ギーターより)
走ることの目的は、外側に見える大会や記録のためではない。
結果を期待せずに、喜びも悲しみも感じず、心動かさずに日々淡々と走る。
そういうランナーに私はなりたい。
さようなら。