今やニュースなどで是非が論じられ、ランナーばかりではなく一般市民にも注目を浴びている「NIKE厚底ランニングシューズ」。
私もNIKEの「ズームフライ」ですっかり厚底信者となってしまい、「ズームフライ3」でフルを3時間10分ぐらいで走れるのなら、「ヴェイパーフライネクスト%」ならサブスリーも狙えるのではないだろうかとおめでたいことを考え、4月の「かすみがうらマラソン」でヴェイパーデビューしようと目論んでいた。
でもって、NIKEの公式オンラインショップには「バースデークーポン」なるものが存在して、なんと誕生月に買い物をすると「20%OFF」になるという特典があるのだな。
私の誕生月は1月なので、「これは1月中にヴェイパーをゲットしないと大変なことになる!」ということで、バースデークーポンの有効期限が切れる寸前の1月30日にポチリと「ヴェイパーフライネクスト%」を注文したのであった。
定価30250円のシューズは、割引価格でも24200円もしたのであったが、今年は北海道マラソンもないし、北海道マラソンの参加費その他がチャラになったと考えれば、このくらいの出費などなんてことはない。
独身おっさんが何に金を使おうと自由なのである。
で、昨日、ついに今年の箱根駅伝を賑わせた、あの緑とオレンジのツートンカラーのシューズがやってきたわけでありますよ!
まず、ダンボールを開けて、箱を見た瞬間に「お!これは」と思った。
基本、NIKEのシューズの箱は安っぽいオレンジの箱なのだが、さすがヴェイパー様クラスになると、黒い高級そうな箱に入っている。
いかにも「黒塗りの高級車」って感じがして、これは「ランニングシューズ界のクラウン」と言っても差し支えないだろう。
箱を開けました。
さすが定価で30000円を超えるだけあって、靴袋も入っている。
おー、すげー、さすが高級ランニングシューズだ!
まあ、靴袋の原価なんて、ただみたいなものだと思うが。
最初、NIKEのホームページを見て、「うわー、何この左右の色が違うデザイン。ダサっ!」と思ったものだが、実際に現物を見ると、これはこれでよいではないか。
テレビで見た一流選手が履いているシューズと同じものだと思うと、私のようなヘボランナーがこんなものを履いていいのだろうかと、恐れ多い気分になってしまう。
そして、手に持ってみる。
か、軽〜い!
なんなんだ、この感動的な軽さは!
ということで、重さを測ってみました。
感動の186g。
この軽さなら、きっとフルマラソンのタイムも10分は縮まるに違いない。
今まで使ってきたシューズの中でもダントツの軽さである。
ちなみに、去年の作.AC真駒内マラソンで使った「ズームフライ3」の重さは…。
なんと260gもあったのか!
よくこんな重いシューズでフルを走ったものよ。
更に2年前の主力シューズ、ASICSの薄底シューズ、スカイセンサーグライド4は…。
200gぐらいかなあと思っていたのだが、意外と重いのね。
軽さと厚底のクッション性を兼ね備えたヴェーパーは無敵なのである。
今日のところは手に持つだけですっかり満足してしまい、足を入れるのはもったいなとすら思ってしまった。
実際に足を入れるのは後の楽しみにとっておこうと思う。
ロードバイクでの経験上、いくら軽量フレームや軽量ホイールを使ったところで、肝心のエンジンがポンコツだと全く意味がないということはわかっているのだが、それでも、見ているだけでワクワクしてしまうヴェイパーに夢を感じざるを得なかったのであった。
さすがに、北海道のこの時期、外で履くことは無理なので、まずは来週あたり、アリーナのスピ練で投入して、「やっぱりいくらシューズがよくても、ランナーがポンコツだとダメね」と自らの能力に失望したいと思います。
さようなら。