では、北海道釧路から「1泊2日」の強行スケジュールで臨んだ「板橋Cityマラソン」を振り返っていきましょう。
前日の土曜日は、13時50分発の飛行機ということで、昼飯は釧路で食っていました。
道東民の「ソウルフード」、インデアンカレーでシーフードカレーを食べて、レースに向けてエネルギーを蓄えましょう。
んで、飛行機でビューンと飛んで、16時羽田着。
レース前日に立ったり歩いたりするのはヤダったから、確実に座れて、乗り換えのないリムジンバスで、宿のある池袋へと向かいます。
こういうとこで金をケチってはいけない。
人生初池袋。
田舎者の私は、池袋といえば「サンシャイン60」しか知らないのであるが、スカイツリーができた今となっては、わざわざサンシャインなど見に行かなくてもいいだろうと、真っ直ぐホテルに向かいます。
ホテルでおやつを食べながら「モルテン」を飲みます。
味は本当にマズイ。
一緒に食べたおやつまでがマズく感じるぐらいの破壊力なのであった。
これだけマズイなら、絶対に効果があるに違いない。
良薬口に苦しだ。
いや、味は苦いというよりは、むしろ「気持ち悪い甘ったるさ」なのであるが。
せっかく池袋に来たんだから、夜の街を堪能すればいいじゃないかという意見もあるかもしれないが、下戸の私はそういうの興味ないんで、ウェアにゼッケンつけたり明日の準備をして、20時にはとっとと寝ました。
ただ、私は遠足などの行事ごとがあると、前の日は眠れない人なので、眠剤の力を借りて寝ることにします。
おやすみなさい。
日曜4時半。
スマホアラームに起こされて、おはようございます。
ちょっと眠剤が残る感じもするが、しっかり熟睡することができました。
さて、これから荒川で3時間、力の限り遊ぶことにしよう。
6時にとっととチェックアウトして、池袋駅へと向かいます。
無事に埼京線のホームにたどり着き、反対方向の電車に乗ることもなく、7時前には浮間舟渡駅に到着しました。
めっちゃ早いんじゃないかとも思ったが、すでに電車の中はランナーだらけで、駅に着いてからも、ずらーっとランナーが列をなしており、さすがに土地勘ゼロの私も、迷子にならず会場へとテクテク向かうことができました。
荒川の河川敷へは、浮間公園を通っていきます。
おお、すげえ!桜だ!
まだ3月というのに桜が咲いている。
東京すげー。
と、一人で意味もなく興奮しておりました。
ちなみに、釧路では桜はゴールデンウィークが終わってから咲くものであり、東京より2ヶ月は季節が遅れているのね。
その分、寒くなるのは東京よりも2ヶ月は早いわけだが。
浮間公園は距離表示のあるジョギングコースもあって、「こういうところの近くに住んだら、ランニング生活も楽しいだろうなあ、でも家賃お高いんだろうなあ」と、旅先でやりがちな妄想をしながら、荒川河川敷へと向かいます。
7時15分ぐらいに会場到着。
前日の雨で、コースはあちこちに水たまりがあったが、バキュームカーで水を吸い取ってくれていた。
ありがたいことです。
んで、着替えたり、マズいモルテン飲んだりしながら、8時のシューズ円陣の時間を待ちます。
どこだ?どこだ?と、集合場所付近でキョロキョロしていたら、りるさんにさわやかに声をかけられました。
はじめまして、よろしくお願いいたします。
季節の関係かもしれませんが、噂ほど黒い人ではないなというのが第一印象です。
あと、くりぃむしちゅーの上田に似てるって言われません?
さあ!頑張るぞ〜。
おぉー!!
皆様、スタート前のお忙しい時間の中、ありがとうございました。
で、この後、トイレに向かったのであるが、すげぇ行列でしたな。
さすが大都会のマラソン大会は違う。
20分並んで、膀胱に溜まっているものを出し、スタート前の小問題は解決したのであった。
その後、空いている芝生でテキトーにアップ。
前日休んだのもあり、調子はすこぶるよい。
足裏マッサージも効いているのかね。
少なくとも撃沈はないだろうと、安心してスタートラインに着くことにした。
ただ、やっぱりあんまり自信ないってのはあって、私みたいなランナーが華の「Aブロック」なんかにいていいのか。
きっと、みんなキロ3分台で初めからビュンビュン飛ばすんじゃないか。
間違いなく、私が列の前の方にいたら周りのランナーの迷惑になるだろうと、「末端Aブロックランナー」らしく、後ろの方にひっそりと陣取ることにしました。
周りのランナーのシューズをチェックすると、ヴェイパー5割、メタスピード3割、アディオスプロ2割って感じだったかな。
意外とアディオスプロ多いなって印象でした。
だからどうだと言えば、別にどうでもいいことなんですが。
今回の板橋は「ウェーブスタート」だから、スタート時の渋滞もなく、スムーズに流れるのだろうなあと思っていたが、Aブロックには約1800人ものランナーがいたのね。
これってAブロックだけで、去年の別海パイロットマラソン全体の参加者の約2倍であり、つくづく「河川敷でも大都会のマラソン大会すげー」と、田舎者丸出しの私なのであった。
レース前は、河川敷の大会らしく、特に派手なセレモニーもなく「On your mark」とアナウンスが流れ、パンという乾いたピストル音とともに、2023板橋Cityマラソンの幕が切られたのでありました。
(つづく)