ゴシラン

走ることについて語ります

「第6回 十勝岳トレイル in かみふらの」参加記(その2)

gossy54200.hatenablog.com

 

さてさて、ハチに刺されたりすったもんだがありましたが、無事、十勝岳の登山口に到着し、こっから山岳パートが始まります。

一般の登山客に混ざって、ゼッケンをつけた集団がいると何だか不思議な気分になるな。

まあ、「今日は大会があるから一般の人の登山は禁止」ってわけにもいかんしな。

この辺は、公道を交通規制するロードレースと違った、いい意味でのカオス感がありますな。

一般登山客に迷惑をかけないように、ずんどこ進んでいきましょう。

 

 

走るのはちょい無理であるが、一度下見しただけあって、「そこまでの急勾配はない」ってことはわかってるんで、パワーウォークでずんずんと進みます。

夏の日差しが降り注いでいるが、標高が高いので、涼しい風が吹いていて気持ちがよい登山ですな。

 

 

第2エイドの登山口「望岳台」から30分ぐらいで、十勝岳避難小屋到着。

ここがちょうど折り返し地点になります。

 

しかし、ここにはスタッフさんはいるのだが、特にゼッケンナンバーを見て通過チェックをするということもなく、これってショートカットして不正したい放題なんじゃないかなどと思ったりして。

きっとトレランはゴルフと同じで紳士淑女のスポーツなのだろう。

性善説に基づいた運営、私は好きだぞ。

(ちなみに各エイドでも通過チェックは特にしていなかったような気がする)

 

下りパートに入ります。

 

 

下見のときは結構怖かった下りですが、以下の本を参考に、「普段の生活で階段を一段飛ばしで降りる」という習慣をつけるようにしたのがよかったのか、特にこの日はゆっくりながらも下りでヒヤッとするようなことはありませんでした。

 

 

山の下りはスキーと同じように、「重心を低くして、後傾しない」ってことが大事ですな。

 

下りの途中で、大会前日にTwitterでフォローいただいた方にご挨拶。

Twitterのプロフィールを見ると青森から来られたということで、密かにスタートリストを見て、青森から来られた方のナンバーをチェックしておりました。

お会いすることができてよかったです。

そのうち世情が落ち着いたら、「みちのく潮風トレイル」を旅してみたいねえ。

 

tohoku.env.go.jp

 

吹上温泉方向に進路を変えて、歩行区間に入ります。

ここにも「渡渉区間」がありましたが、下見のときに比べると水量が多くて、ちょっと怖かったなあ。

 

自信がなかったので、私の後から来た、山に慣れていそうな方に道を譲ります。

きっと水没しないように、すいすいと巧みに歩いていくことだろう。

 

ズボズボズボズボ

 

うん、これは慣れている人でも水没するところなのね。

しゃーないと覚悟を決め、ズボズボと水の中に特攻し、靴も靴下もぐちょぐちょになります。

足が極めて不快であるが、これもトレイルの魅力と思うことにしよう。

 

吹上温泉到達。

結局山岳パートは1時間半ぐらいと、下見のときと比べて30分ぐらい早かったですね。

やはりトレイルレースにおいて、ルートを覚えて、ロストの不安なしに進めるというのは大きい。

 

ここまで来たら、あとはロードと林道区間で、しかもひたすら下りばっかりで楽チンでしたね。

30kmの壁など感じることなく、重力に任せてすいすいと、しかし、捻挫しないように慎重に走っていきます。

そういや、水没して気持ち悪かった足も、知らんうちにすっかり乾いていたなあ。

これが、ゴアテックスのトレランシューズ(NIKEペガサストレイル)のおかげか、去年のトレランレースの参加賞でもらった「YAMAtuneソックス」のおかげかは知らんが、やはり山専用のものは、ちょっとお高くてもそれなりに性能がいいのだなあと。

 

エイドは33.5kmと42.5km地点にそれぞれありました。

もう制限時間を気にすることもないので、ゆっくりと腰を落ち着けることができます。

ミニトマトが大変おいしゅうございました。

 

後半は特にこれと言った事件らしい事件もなくゴール。

 

 

無事にゴールできてよかったです。

ゴール後は、救護スタッフの方にお礼を言い、ついでにもう一度ポイズンリムーバーで毒を吸い取ってもらい、撤収。

アクシデントも含め、十分楽しませていただきました。

ありがとうございました。

 

今回のレースは、制限時間が厳しい「大雪山トレイルジャーニー」と同じ運営会社だったんですが、主催者が同じとは思えないぐらいゆるい制限時間でしたね。

実際、ロングコースでも「完走率100%」と、私のようなトレイル初心者にやさしい大会だったと思います。

ロードの100kmウルトラマラソンを完走して「次はロングトレイルだ!」という方には、ちょうどいい「ロングトレイル入門レース」なんじゃないかなあって気がします。

 

私はウルトラマラソンだと、途中「胃腸障害」に苦しみ、固形物が食えなくなるのですが、今回は全く胃腸障害を起こすことはなく、最後までおいしくエイド食を食べることができました。

経験を積み重ねていくうちに、補給もうまくなってきているのかな。

 

さてさて、これでITRA2ポイントをゲットしたと共に、「彩の国トレイル100km」の「49km以上のトレイルラン大会を完走していること」という参加条件を満たすことができました。

来年は「100kmのトレイルレース参戦」という野望を持っているのですが、今んとこ「奥信濃」「彩の国」「おんたけ」辺りが候補になりそうかな。

クリック合戦とかアクセスとかを考えると、彩の国がいいかなあと今のところは思っているが、来年のことは来年考えることにしましょう。

 

最後になりますが、救護スタッフの皆様を始めとする運営スタッフの皆様には大変お世話になり、本当にありがとうございました。

次、トレイルの大会に出るときは、ポイズンリムーバーを自分で使えるように精進していきたいと思います。

 

さようなら。