1日目を終えたところで、100kmチャレンジの達成度は「60/100」。
「また明日もフルマラソンに近い距離を走るのか」と、ちょっとゲンナリしますが、多分そういうことは考えない方が幸せなので、つかの間の休息を楽しむことにしましょう。そうしましょう。
夕方ぐらいにようやく食欲が復活してきたので、コンビニで弁当やらラーメンサラダやら大福やらピーナッツチョコやらプロテイン飲料やらを調達。
こんくらい食えば、多分明日も40km走れるんじゃないかな。
んで、宿泊先の大浴場につかって1日の疲れを取ります。
ふー、極楽、極楽。
バスクリンっぽい緑色の毒々しいお湯が、なんとなく疲労回復効果を高めてくれる気がする。
仕上げはマッサージガン。
以前ブログで紹介したやつです。
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コイツのおかげかどうかはよくわかりませんが、次の日になっても筋肉痛はほとんどなく、走るのには影響ありませんでしたね。
恐るべし、60km走った翌日でも平気なマッサージガンの威力。
ただ、私の場合だけかもしれませんが、ウルトラマラソンなどめっちゃ長い距離を走った日は、身体は疲れているんですが、筋肉が熱を持って火照っていたり、副交感神経がぶっ壊れていたりで、ほとんど眠れなくなるのですよね。
この日も、20時過ぎにはさっさと横になったのですが、ほとんど寝つくことはできず。
とは言え布団から出て1ミリも動きたくないしってことで、悶々とした時を布団の中で過ごしておりました。
5/22(日)
100kmチャレンジ2日目。
いつも4時起きの私であるが、この日は6時まで寝てるのか起きてるのかよくわからんような夢うつつのときを過ごします。
いつまでもこんなところでウダウダするのもなんだし、とっとと走って、とっとと帰ることにしましょう。
7時過ぎに宿泊先をチェックアウトして、コンビニで食料や飲料を調達。
前日同様、8時から走り出します。
この日は曇り空で、気温も10度ぐらいと涼しく、走るにはよいコンディションでしたね。
気は重いけど、走り出しましょう。
前日の倦怠感はありますが、上にも書いたように筋肉痛はほぼなかったので、走るのには支障がなかったですね。
とは言え、この日は「キロ7ペース」じゃないとちょいしんどかったです。
まあ「ウルトラマラソン終盤のシミュレーション」としては、よいコンディションだったのではないでしょうか。
この日は寝不足から、走る前にエナジードリンクをぶち込んだのがよかったのか、出だしは妙に頭がすっきりして、スピードこそは出ないがそんなに調子は悪くなかったですね。
特にペースが落ちることなく、10kmで一回目の休憩。
水分と電解質補給をします。
さて、このままずんどこ突き進もうと思ったら、12km過ぎぐらいから左膝裏に痛み発生。
我慢できないほどの痛みではないが、こっから20km以上付き合うのはちょっとごめんかなというぐらいの痛みである。
私は本番レース以外では痛み止めは使わない主義なので、どうにか痛みが軽減するようなフォームを探りながら、チンタラ進むことにいたします。
しかし、痛みは軽減するどころか、ずんどこ増していきますね。
しゃーない、予定より早いが16kmで二回目の休憩を入れよう。
消炎鎮痛剤を患部にプシューッとかけて、「痛いの痛いのとんでけー」とおまじないをかけます。
おまじないの効果があったのか、休憩後すぐは痛みなく走ることができましたが、再び18kmぐらいから痛みがマシマシになり、20kmでストップ。
こりゃ無理したら本格的に故障するやつだと、自己判断。
それでも「40km走る」と決めたわけですから、往生際の悪い私は、小一時間車の中で寝て、「寝たら回復するんじゃないか」と淡い期待を寄せながらスヤスヤします。
休めばなんとかなるだろう。
大休憩後、仕切り直しの出発。
ところが、500mぐらいで我慢できないぐらいの痛み発生。
ペースはキロ7分半まで落ちてきたし、「あ、こりゃ無理だ」と、あっさり撤退することを決意。
時間的には歩いてでも40km進むことができたと思うが、こんなところで故障を悪化させるようなことをしてはいかん。
私は数字合わせのために無理な練習はしない主義です。
休むべきときはしっかり休むのだ。
かくして、私の「2日100kmチャレンジ」は「80kmでDNF」という結果に終わりましたが、レース1ヶ月前に無理することはない。
結果は残念ではあったが、よいコースでよい練習ができたとプラスに考えようではないか。
佐々木功さんの本に「20キロのクロスカントリーで、25キロとか、30キロなど、短い距離で、長い距離の持久走をしたのと同じだけの効果が得られます」って書いてあったんで、今回2日でクロカンコースの80km走ったことは、実質100km走ったことにしてもいいんじゃないかと、自分に甘い評価をする私です。
「人間の可能性は 自分自身が考えるより 限りなく無限にある」
この言葉が身にしみましたね。
恐らく「どうせ無理」という「自分自身の考え」が、自分の可能性にふたをしているのでしょう。
本番の「24時間耐久レース」では、佐々木イズムで「限りなく無限にある可能性」を発揮していきたいものです。
とにかく脳のリミッターを外してバカになることですな。
バカにならんと、24時間も動き続けられませんわ!
佐々木さん、道東の地にこのような素晴らしいランニングコースを造ってくださり、本当にありがとうございました。
走りながら「強いランナーをこのコースで育てていこう」という、佐々木さんの意思をひしひしと感じ取ることができました。
本番コースは、これよりも高低差のない楽なコースなので、きっと今回の練習の成果を発揮できると信じています。
いやあ、いいなあこのランニングコース。
ここ走るだけのために別海に移住してもいいかなと、10%ぐらいは本気で思った今回の「遠征ラン」でありました。
いや、10%って全然本気じゃないだろ。
最後は霧多布温泉「ゆうゆ」で、ケアにつとめました。
温泉と翌日のランオフがよかったのか、結構激しく痛めたなあと思った左膝裏も、火曜日からは復活し、また普通に走ることができホッとしています。
やめどきは間違いではなかったと。
んなわけで、「80kmDNF」で終わった今回のチャレンジでしたが、結果以上に得るものは多かったと思います。
たまには普段と違ったところで「遠征ラン」をするのもいいものですな。
例え、そのコースが「気の狂いそうな周回コース」であったとしても。
シューズや補給等、書きたいことはまだまだあるのですが、そのうち「反省会」としてまとめていこうかなと思っています。
さようなら。