ゴシラン

走ることについて語ります

東大卒プロゲーマーに学ぶ

相変わらず雪が全くない釧路の冬であります。

 

路面的には自転車に乗ったり、外でランニングすることには全く支障がないのであるが、寒さに負けて、昨日からは年始の営業を始めたジム通いにいそしんでおります。

トレッドミルでは地面を蹴る力がつかないからダメだ」と以前は言われていましたが、最近の走りのトレンドは「地面を蹴らない」で、靴にうまく体重を乗せて「重心移動」で走るというものに変わったようです。

(以下の記事を参照)

toyokeizai.net

 

なので、別にトレッドミルで練習しても走力はつくんじゃね?と思い、冬期間はトレッドミル中心で走ることにしています。
3年前は根性で冬でも外を走っていましたが、凍結路面での転倒が怖いし、スリップを防ぐために地面をつかみに行くような走り方になって、足首とふくらはぎに負荷がかかってしまい、雪が溶けてからもその走り方が癖になってしまったので、冬は割り切ってトレッドミルと室内コースを中心としています。

 

あと、私は家では筋トレをほとんどしないので(気が向いたときに腹筋ローラーをコロコロする程度)、効果的に筋肉を鍛えることができるジムはオフシーズンの体づくりにはいいのではないでしょうか。

軽い筋トレ+トレミ10kmで1時間半ぐらいジムにこもる日々を過ごしてます。

 

 

 こっから唐突に話題が変わりますが、「東大卒プロゲーマー」ときどさんの本を読みました。

私は昔、ゲームに夢中になっていたくせに、大人になってから「けっ、ゲームかよ。eSPORTなど認めん!」と老害のようなおっさんになってしまいましたが、競技ゲームの世界を見くびっておりました。

私が悪うございました。

 

ときどさん曰く、ゲームに学んだこととして

 

1.知識入れと課題発見

2.最短距離で成果をつかむ

3.偶然を見逃さない

 

ことを挙げられていますが、「これって、マラソンにも通じるものがあるんじゃないか」と。

 

1.知識入れと課題発見

 

ときどさんはゲームに上達するために「攻略本」を使いまくっていた。

ここでしっかりとキャラクターの技の使い方などの「知識」を入れて、何を練習すればよいかの方針を立てるのだ。

これって、マラソンにも当てはまるのではないだろうか。

「マラソン教本」をしっかり読んで、どういう練習メニューがよいかを理解する。

で、理解した上で、実践し、自分には何ができて何ができないのかという「課題を発見」するのである。

 

 2.最短距離で成果をつかむ

 

ときどさん曰く、最短距離で成果をつかむために有効な手法に「しらみつぶし」がある。

格闘ゲームで、技を研究するとき、ときどさんは敵キャラの技に対して、どのように対応するのが有効なのかということを、あらゆる角度から研究するそうだ。

そうやって、細かい知識を積み上げていくのである。

細かい知識を積み上げなくても、センスのある人は勝てるが、そういう人は行き詰まる。ひとつの戦い方だけではすぐに対策を練られて、そのパターンで勝てなくなってしまうからだ。

ラソンの場合は、相手に対策されるということはないが、それでも「細かい知識の積み上げ」がないと、スランプに陥ったとき「自分はなぜ走れなくなったのだろうか」ということがわからなくなり、そのまま潰れていくこともあるだろう。

着地位置、膝の使い方、腕の振り方などなど、色んな可能性を「しらみつぶし」にして検討することにより、少し面倒かもしれないが「急がば回れ」で、結果的には最短距離で成果をつかむことができると思う。

 

3.偶然を見逃さない

 

ゲームの中で、たまたま想定外の「必殺技」が決まることがある。

そこで、これは「たまたまのバグなのかな?」と済ませるか、「どうしてこうなったんだ?」と深く探求するかで、大きな差が出てくるのである。

ラソン練習でも、「たまたま絶好調」というときがあるだろう。

このときその「たまたま絶好調」の原因は何かを追求していくのである。

フォームが良かったのか。休養の入れ方が良かったのか。あるいは食べ物やサプリが影響しているのか。

など「単に調子が良かった」で終わらせずに「偶然を見逃さず、再現できるまで」にしていけるかどうかで、上達に差が出てくると思う。

 

まあ、若干こじつけのように、ゲームとマラソンの関連性について語ってしまいましたが、この本は特にメンタル面において役に立つかなあと思います。

ゲームやマラソンに限らず、どの世界でもそうですが

 

・感謝のできる人

・情熱を燃やし続けられる人

 

は強いなあと。

 

さようなら。