ゴシラン

走ることについて語ります

2年連続でなんでもない日にワッカを走る

ワッカ。

正式名称は「ワッカ原生花園」。

それは「サロマ湖100kmウルトラマラソン」を知る人にとっては「聖地」である。

 

100kmマラソンの残り20kmから現れるお花畑のような光景は、それまで80km走ってきたことに対する「ご褒美」と言ってもいいぐらい、天にも舞い上がったような気持ちにさせてくれる。

 

残念ながら2020年は「サロマ湖100kmウルトラマラソン」は中止になったので、なんでもない日に勝手にワッカに行って、勝手に走ってきた私であった。

 

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で、今年も残念ながら2年連続でマラソン大会は中止になったので、2年連続で「なんでもない日にワッカを走る」ことにした私なのでありました。

時は7月23日(金)。

4連休の2日目ですね。

この日のオホーツクも真夏日とアホみたいに暑かったです。

 

去年は自転車で網走からワッカのある常呂まで行った私ですが、今年はめんどいので車でビューンと行っちゃいますよ。

 

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9時半、ワッカネイチャーセンター到着。

もうちょい朝早い涼しい時間帯に来たかったところだが、寝坊してしまったものはしょーがない。

2年前の大会同様、暑いワッカを楽しもうではないか!

 

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では、行きましょうか。

10kmぐらいテキトーにちゃかちゃか走ろう。

原生花園を散策している観光客はそこそこいましたが、ほとんどはレンタサイクルで、ランニングをしている阿呆は私一人だけでした。

 

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花を愛でながら走りましょう。

もちろん花の名前は知らないし、覚える気もない。

 

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サロマを走られた方ならわかると思いますが、この橋を見ると絶望的な気持ちになりますね。

ここまで90km近く走ってきて、まだ、この橋の坂を上らなければならないのかと。

コイツがワッカ往路の「ラスボス」です。

 

しかし、今日はここまでまだ3kmぐらいしか走っていないので、スイスイとまでは行かないが、ヨタヨタしない程度に橋を駆け上がります。

 

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大会のコースは、橋を超えたらすぐに折り返す形になっているが、今回は橋の奥のトレイルも果敢に攻めてみました。

特に何があったというわけではなかったのだがな。

あんまり奥まで行き過ぎると戻ってこれなくなるので、テキトーなところで引き返します。

 

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橋の上からは、右手にサロマ湖、左手にオホーツク海が広がります。

2年前大会で見たときは、「おお、こりゃすげえ!」と、いたく感動したものだが、さすがに3回目になると飽きてきますな。

いや、でも、ひょっとしたら大会で90km走った後にこれを見たら、またあのときの感動が蘇るのかもしれない。

安易なことでは、人間そんなに感動できないものである。

 

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今回は11km走っておしまい。

残りは来年の楽しみに取っておこう。

って、確か去年も同じことを書いたような気がするが……。

 

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ついでなので、この後湧別町までドライブして、月見ヶ浜にある100kmマラソンの「42.195km地点」を見てきました。

ここまでたどり着いて、まだ2倍以上残っているわけだから、本当に100kmマラソンは変態的な遊びである。

私が走り始めた頃は、100kmどころか100mでもお腹いっぱいだったのに、どうして今は「100マイルを目指す」などと、予期せぬ方向に進化してしまったのだろうか。

全くもって、世の中何が起こるかわからないのである。

 

さて、この後、更に北上して、北海道の「もうひとつのウルトラマラソンの聖地」に向かったわけですが、その様子は次回に示すことにしましょう。

 

さようなら。