交通事故で鎖骨折って、入院中のお話。
とにかく右鎖骨が鬼のように痛くて、リクライニングなしのベッドでは寝起きすることすらできなかったのだよな。
「これは退院してからは、ベッドとリクライニングチェアは必須である。臨時予算を執行する!」
と、新しいベッドと椅子を買うことは決定していた。
実際、退院後も2週間ぐらいは、横になったり立ったりとか、布団の上げ下げという作業がとんでもなく苦痛だったし。
で、今月になってAmazonプライムセールもやっていたことだし、買うなら今だろうと、あんまり下調べもしないで「Amazonおすすめ」と書かれていたものをテキトーに買ってみた。
私は好きな趣味に関するものなら、恐ろしく下調べした上で、ドキドキしながら購入するが、今回のような、あんまり興味のない「生活必需品」に関しては、ものすごくいい加減に決めるのである。
普通は優先順位が逆じゃないか。

昨日の晩にデカい段ボールに入ったブツが2つ届いて、昨晩から今朝にかけて、どうにか組み立ては完了した。
こんなめんどくさい組み立て作業するぐらいだったら、リサイクルショップ行って、最初から完成されたものを買えばよかったような気がするが、まあいいか。
大量に出たゴミの処理がめんどくさいが。
最近、プロ野球中継のベンチ風景を見ると、ゲーミングチェアを採用している球場が増えてきているので、「これ、楽なのかなあ」と、私はゲームはやらないが、リクライニング機能もあるしということで買ってみた。
確かに首や腰は楽な気がするが、そこまで今までの椅子と比べると感激するほどでもないな。
5万ぐらいするお高いものだったら、また違う感想を持つのでしょうか。
まあ、1万5千円ぐらいのものに、そこまで求めるのも酷というものだろう。
30分ぐらい軽く昼寝するには便利そうだし、元を取るレベルには使い倒していこう。
つーか、もう鎖骨もかなり治ってきて、布団の上げ下げも苦痛でなくなったので、ベッドも無理して買う必要もなかったような気がする。
ベッドあると、休日は二度寝で昼まで寝る習慣がつきそうだし。
「布団の上げ下げ」はめんどくさい作業だが、「二度寝防止」という意味では最強の作業である。

今日は「土用の丑」ということで、リッチに「サンマの蒲焼缶」でも買おうと思っていたのだが、あれも高くなったなあ。
以前は「3缶300円」ぐらいで売られていたような気がするが、今は「1缶210円」もするのだな。
しょーがないので、安いイワシ缶で代用することにしました。
私は貧乏舌なので、サンマもイワシも大して違いがわからないのです。
え、うなぎ?
何ですか、それ?おいしいの?

奥田英朗の小説が好き。
特に「トンデモ精神科医」が主人公の伊良部シリーズ(「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」)が好きなのだが、いつの間にか新しいのが出ていたのね。
まあ、新しいといっても、初版は2年前のものなのだが。
短編集だが、「引きこもり億万長者デイトレーダー」のお話と、「フォーマルなクラシックピアノ奏者が、ロックコンサートでキーボードを演奏した」お話が、私の心に刺さりましたな。
特にピアノ奏者の話は、「こうでなければならない」という考えが呪縛になっていて、「ああ、わかるなあ」と思いながら読んでいた。
私のランニングも、「こう走らなければならない」という考えが呪縛になって、どんどんパフォーマンスが落ちているのかもしれないな。
ピアノ奏者が、ロックコンサートで「こういう音楽もあるんだ。自由なんだ」と開眼したように、私もゆるいトレイルやマラニックなんか走れば、また違った世界が開けてくるのかなあと思ったりした。

読書後、ルナサンダルを履いて自由に10㎞。
今週も走行距離は50㎞となり、復活への手ごたえはつかめていますね。
今は距離とかタイムとか、「このタイムで走るにはこういう練習をしなきゃダメだ!」という考えを頭から追いやり、瞑想のつもりで、外を移動する時間を楽しんでいきたいと思います。
さようなら。