先週は、雪もすっかりなくなり、走りたい放題の路面状況だったのですが、肝心の私の体調がイマイチだったので、ちょっと走行距離は落とし気味。
まあ、2ヶ月前に30分の散歩が限界だったことから考えると、これでも順調に回復していると言えるのではないでしょうか(自分に甘い評価)。
頭のもやもや感はなくなってきているが、いくら横になる時間が長くても、眠りの質がイマイチで、朝はすっきりしないし、昼間も眠たいという状態が続いているのう。
これでも2ヶ月前、ほとんど眠れなかったことに比べれば、かなりマシなのだが。
こういうときは、自分の全盛期と比べ、「衰えた!」とガッカリするよりも、最悪のときと比べて、「まあ、あんときよりマシか」と考えた方が、精神衛生上よい。
フィジカルの不調につられて、メンタルを落とさないように注意していこう。
今週、図書館で借りた本。
私はバリバリサブスリーとかに特化した、ガチ競技系のトレーニングブックよりも、こういう「走り始めてからフルマラソンまで」というエッセイ的な本の方が好みである。
面白いなあと思ったのは、松浦氏の「上達」の基準は、競技ランナーが考えがちな「タイム」や「距離」でなく、「美しさ」ということである。
競技は違うが、「イージー・スイミング」の竹内さんの泳ぎが、タイムとかの数字を超えた「美しい」泳ぎ方なのかなあと。
この泳ぎを見ていると、力感はないんだけど、スムーズに水面を速く移動しているように見えて、「美しい」のだよな。
そういや、数年前、釧路で最も速かった市民ランナーの走りを見ていたら、上の動画のように、力感はないのだが、無駄な動きがなく、地面を跳ぶように「美しく」走っていたのだよな。
「これはいつまで見ていられる!」と、当時は思ったものだ。
ひょっとしたら、今の体力のなくなった私が目指す走りは「美しい」走りなのかもしれない。
「速くはないけど、何かこの人楽そうに、歩いているかのように余裕で走っているな」と、周りのランナーに思わせるような走りを目指していきたい、
スキージャンプで言えば、飛距離よりも「飛型点」を重視する感じだな。
それがどんな走りなのかはわからんが、日曜の白糠10㎞レースはその線で走っていこう。
テレマーク着地を決めるようにゴールするのだ。
さようなら。