春分の日が近づき、日が長くなって春の訪れを感じるのだが、ここ釧路は木曜に15㎝ぐらい雪が積もり、また「冬逆戻り」の景色となりましたね。
まあ3月で、昼間の気温も5度ぐらいまで上がる季節なので、すぐに溶けるとは思うが、この冬と春を行ったり来たりするのが、雪国ランナーにとって、もどかしい季節だったりする。
1月に崩していた体調が、2月には戻ってきて「やったー!」と思ったが、その反動が来ているのか木曜以降はイマイチの体調だったりする。
身体が動かないということはないのだが、アホみたいな眠気が続き、ナルコレプシーなのかしらんってぐらいに、オールウェイズスリーピーである。
来週は「睡眠優先」で、体調を整えていこう。
「22時就寝、5時半起床」という規則正しい生活を続けているのだが、今の私には大谷翔平レベルの「10時間睡眠」が必要なのかもしれない。
睡眠以外のもっと違うところで、大谷翔平との類似点が欲しいのだが。
今日は朝に10㎞走った後、ガッツリ昼寝して、ジムに行って「バイク&風呂」。
風呂上がりの夕日が美しい時期になりましたな。
これがあるから釧路に住み続けられるというものよ。
人口規模は昔住んでいた苫小牧と同じで、札幌に近い苫小牧の方が生活の利便性はいいのだが、こういった日常の風景が「苫小牧よりも美しい」と感じるのだよな。
まあ、20代30代のエネルギーが余っていたときなら、「こんな霧ばっかりで何もないところに住めるか!」と発狂していたと思うが。
その辺の感受性が40代50代なって、よい感じで枯れてきたのも、釧路が住みやすいと思える理由なのかもしれない。
ここ数日、私をとりこにしている漫画が「路傍のフジイ」。
今ならAmazonで一巻だけ無料で読めますので(3/13まで)、私のような「内向型」の人間は是非読んでみてください。
私が若いころは「人間何者かにならなければいけない!」と思い、他人の期待や自分の理想と現実のギャップに苦しみ、よく精神的な不調に陥っていたものだが、この漫画を読むと「ああ、このままの自分を楽しく生きればいいんだ」と、肩の力が抜けてくる。
この漫画の主人公は「40代独身、非正規雇用、友達なし」という生活を送っていて、趣味も「下手の横好き」レベルなのであるが、なぜか「この人いいなあ」という気持ちにさせてしまう。
ムーミンに出てくるスナフキンのような「クールで悟った雰囲気」がいいですな。
私の精神的な支えとしている本に「ニュー・アース」があるのだが、この漫画の主人公は「ニュー・アース」に出てくるような「抵抗しない、判断しない、そして執着しない」という生き方をしていると思うのだよな。
過去に何があったとか、未来に変な希望を持たずに「今を生きる」という感じがよい。
「路傍のフジイ」は、いずれネカフェで全巻読んでから、またレビュー記事を書こうと思うが、「これか!」と思えるようなモデルケースの生き方を見出せたことが、今週の収穫かもしれない。
他人に振り回されず、自分を生きていこう。
最近のマイブームは、NHKラジオの「Enjoy Simple English」のリーダーとCDを図書館で借りて、通勤やランニング中に聞き込み、ノートに写経作業をすること。
高い英会話学校に行かなくても、こうして無料で楽しめるだけで、ケチな私には十分なのです。
「mortar(臼)」とか「raccoon dog(たぬき)」とか、「試験に出ない英単語」を覚えている最近の私であるが、子供の頃「ドラえもん全巻の目次を丸暗記した」ことを思い出し、無駄なことに自分の記憶力を発揮していきたいと思います。
こういう誰にも理解されないような趣味が、私と「フジイ」の共通点のような気がする。
私が目指すのは、社長でも大臣でもない。
「フジイ」なのである。
さようなら。