人間、バカなことを真剣にやるのが一番面白いのではないかと思う。
ここで言うバカなこととは、6月25日(土)〜26日(日)にかけて釧路で行われる「まちなかトレラン釧路大会 24時間耐久レース」のことである。
24時間走り続けるなんて、フルマラソンを走るような人にとっても意味がわからないと思う。
普通の人だったら、「24時間走る」というシチュエーションなど、芸能人が某チャリティー番組で、半分罰ゲームのように走ることしか思いつかないだろう。
しかし、世の中には常識では考えられない競技を思いつくクレイジーな人がいる。
「24時間走」という競技には、「世界選手権」というものが存在して、現在の世界記録はなんと308kmということだ。
というか、ここまで来ると308kmという数字がすごいのかどうかもよくわからない。
さてさて、前置きはここまでにして、何を勘違いしたのか「24時間走」にチャレンジしてみようと思ったワタクシ。
普通のランナーが目指すような「フルマラソンサブスリー」という目標を持つのも面白くないので、「どうせなら普通の人がやらんことをやってみよう」というひねくれた心を持つ私ならではの挑戦です。
まずは現段階でどんくらい走れるか、「6時間走」でチェックすることにしました。
とは言え、あくまで「24時間走」のシミュレーションということで、ゆっくりペースで、これなら12時間ぐらいは連続で走り続けることができるんじゃないかなあという強度を探りながら走ることにします。
まずは「腹が減ったら戦ができん」ということで、補給食の準備。
これらはリュックに背負って走ります。
1時間に1個ゼリードリンクを摂って、大福餅はどっか適当なとこでのおやつなどと考えていましたが、こんなにいらんかったですね。
実際に使ったのはゼリードリンクは3個でした。
というか「カーボローディング」と称して、前日と当日の朝、明らかに食い過ぎましたな。
50kmを過ぎた辺りから吐き気を催し、いくら燃料切れが怖いからと言って、必要以上に腹にものを貯めるのはよくないなと。
ここは次回の超ロング走時の改善ポイントですね。
コースは釧路と阿寒町とを結ぶサイクリングロード「湿原の夢ロード」を使いました。
ここは往復すると約50kmということで、フルマラソンを超える距離となり、ウルトラマラソンの練習にはちょうどよいコースです。
というか、あの川内優輝選手も夏の釧路合宿時に、よくここを走られるということです。
カメラには収められませんでしたが、今日はタンチョウ鶴が羽を広げている姿を見ることもでき、大変おめでたいジョグでありました。
大体、キロ6分半〜6分50秒ぐらいのペースで、心拍数は上げずに、マフェトン心拍数(180ー年齢)の131を超えないように注意しながら、慎重に走ります。
着地衝撃を抑えるために、上下動の少ないすり足走法で、自分でも走ってるのか早歩きしてるのかよくわからないような足の動きで、忍者のようにひたひたと進みます。
一度止まったら筋肉が硬直して、再び動き出すのにかなりのエネルギーを要するので、極力止まらないで走ることを心がけました。
補給は原則走りながら。
大休憩は阿寒町のコンビニでのトイレ&エナジードリンク休憩の約10分だけでした。
北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」。
他では見ることのない「セコマオリジナルエナジードリンク」が売ってました。
税込129円と、レッドブルやモンスターに比べると安い!
でもって、効果も抜群で、40kmを過ぎても心肺と脚共に売り切れることはありませんでした。
まあ、私はカフェインが効きすぎる体質なので、24時間走本番では、あまり早い段階で使うことなく、12時間を過ぎるまでは使わないようにしようと思ってますがな。
余力を残して、無事55km走り切りました。
今日の感覚だと、6時間毎に「50kmー40kmー40kmー30km」と走ることができれば、160km走れるんじゃないか、いや、もっとうまくペース配分や補給や休憩のタイミングがハマれば180kmも夢でない!などと、おめでたいことを考えている私なのでありました。
まあ、高い目標を持つのは自由なので、今のうちだけは夢を見ようではありませんか。
もっと色々書きたいことはあるのですが、とりあえず疲れて眠いんで、今日の「反省会」はまたの機会にまとめたいと思います。
明日はクラブ練+自主練で、20km+αを走る予定です。
おやすみなさい。